マーリンズは30日(日本時間31日)、エース右腕サンディ・アルカンタラの2027年シーズンの球団オプション(年俸2100万ドル=約32億1300万円)を行使した。オプションを行使しない場合、球団は200万ドル(約3億600万円)のバイアウトを支払う契約となっていた。
ピーター・ベンディックス編成本部長はシーズン終了後の会見で、アルカンタラの去就について明言を避けていた。
「サンディは、この球団にとって非常に大きな存在だ。そのことを私はもちろん、球団全体も十分に理解している。今季も素晴らしいシーズンだった。彼の投球を見るのは本当に楽しかった。クラブハウスでのリーダーシップや振る舞い、チームメートの手本となる姿勢は、ほかに並ぶものがない。クレイトン(監督)も私も、そうした姿勢を高く評価している。球団としても非常に大切に思っている」
アルカンタラは過去2年間、トレードのうわさが絶えなかったが、トミー・ジョン手術から復帰して2年目の今季は、214イニングでメジャー最多を記録。先発登板33試合はリーグ2位タイ、クオリティースタート21度は同3位タイだった。また、シーズン最終盤の2週間では3度のセーブ機会をすべて成功。いずれも自身初のセーブだった。投球回、奪三振、クオリティースタートなど、球団記録も複数更新した。
マーリンズ在籍8年目で、チーム最長在籍のアルカンタラは、通算205試合(先発202試合)に登板し、65勝78敗、防御率3.69、ERA+115、WHIP1.18を記録。2022年には球団史上初のナ・リーグのサイ・ヤング賞を満票で受賞した。同年は、5年総額5600万ドル(約85億6800万円)の契約延長1年目でもあった。
アルカンタラは今季最終戦後、去就について「自分はただ野球をしたいだけ。球団が決めることなので、あまり多くは話せない。自宅のソファに座ってテレビを見ながら、電話が来るのを待つだけだ。マーリンズに残りたい。ここで9年間過ごしてきたのだから、これからもここにいたい。球団が大好きなんだ」と語っていた。
31歳のアルカンタラとの契約を確保したことで、マーリンズは先発ローテーションの柱を固めた。残る先発候補には、今季先発を務めたエウリー・ペレス、ジャンソン・ジャンク、ライアン・グスト、タイラー・フィリップスがいる。
さらに、首の張りでシーズン最後の2カ月余りを欠場したオールスター右腕マックス・マイヤーも復帰を目指す。2026年に肘の手術を受けたアダム・メイザーとロビー・スネリングは、それぞれ4~5月、5~6月の復帰が見込まれている。
