ミラーvsタティス、チームメイト対決にパドレスのスタメン監督も冷や汗

March 16th, 2026

15日(日本時間16日)の夜に行われたワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝で、アメリカ代表がドミニカ共和国代表に2-1で勝利した試合を、パドレスの監督クレイグ・スタメンも多くの野球ファンと同様に見守っていた。

しかし、就任1年目の指揮官にとっては無条件に楽しめる状況ではなかった。もしもう1人打者が続いていれば、パドレスの右翼手フェルナンド・タティスJr.が、同じくパドレスの守護神メイソン・ミラーと対戦する可能性があったからである。だがミラーはヘラルド・ペルドモを見逃し三振に仕留め、試合を締めくくった。

スタメン監督は「メイソンにとっては素晴らしい九回だったし、ドミニカにとっては厳しい九回だった。メイソン・ミラー対フェルナンド・タティスJr.を見たい人はたくさんいたと思うが、私はその一人ではなかった」と語った。

スタメン監督は、この大会のドラマ性は好きだとしながらも、開幕まであと10日というタイミングで自分のチームの主力2人が対戦する場面は見たくないとも語った。

「どういう結末になるか自体は、私にとってそれほど重要ではなかった。ただ、あのような緊張した場面で2人が対戦することだけは避けてほしかった。彼らにはチームメイトとして良い関係のままでいてほしかった」

アメリカ代表はこの勝利で決勝に進出し、16日に行われるイタリア対ベネズエラの勝者と対戦する。ミラーの再登板が濃厚とみられる中で、スタメン監督は、アメリカ代表のマーク・デローサ監督とコミュニケーションをとっている。

それぞれの事情があるため、決して簡単なプロセスではないが、円滑に進んでいると説明。仮に登板するとしても、管理された上での起用になると、スタメン監督は信頼している。

「とても難しいことだ。国中がメイソン・ミラーに(火曜日の)九回を投げてほしいと思っているだろう。誰を投げさせるのか、いつ投げさせるのか、どのように投げさせるのか、舞台裏では多くのことが起きている」

スタメン監督は、デローサ監督に限らず、すべてのWBC監督が担う難しい役割を理解している。自チームの勝利を目指しながら、それぞれの所属球団の事情も考慮しなくてはならない。

「彼らの立場は非常に困難だ。今は代表チームを指揮しているが、MLBでの所属球団の監督ではない。だからデローサと投手陣を管理するアンディ・ペティットの立場は間違いなく難しい」とスタメン監督は理解を示す。

「ここまで彼らは素晴らしい仕事をしている。われわれとも非常によくコミュニケーションを取ってくれているし、メイソンの状況についても理解してくれている。メイソン本人や他の投手陣についても同じだと思う」