守護神ミラーは球種を読まれていたのか?救援失敗の原因を制球難と説明

October 5th, 2026

メイソン・ミラーは、ブルワーズ戦で球種を読まれていたとは考えていないものの、その可能性を完全に否定するつもりもない。九回2死、ジャクソン・チョーリオにカウント2−1から投じた低めのスライダーについて、「自信を持って見逃されたように感じた」と、ミラーは本拠地で振り返った。

パドレスとブルワーズによるナ・リーグ地区シリーズは、ブルワーズが2勝0敗とリードして舞台をサンディエゴへ移した。移動日の話題の中心となったのが、第2戦で救援に失敗したミラーが球種を読まれていたのではないか、という疑惑だった。

ミラーは映像や静止画を確認しているが、苦戦の最大の原因は「球種を読まれたこと」ではなく「制球」だったと強調した。

「影響があったとすれば、1球だけだったと思う。チョーリオが見逃した球だ。球種を読まれていて、それがボールだったとしても、四球とは関係ないと思う。それに、突然、自分がそんなことを始めたとも考えにくい」

ミラーは九回、二塁に走者を置いた状態でサル・フレリック、ゲーリー・サンチェスら3人に四球を与えた。その後、チョーリオに101.3マイル(約163キロ)の速球を中前へ運ばれ、サヨナラ2点適時打を許した。

ミラーは3つの四球について、いずれも「勝負になっていない球」が原因だったと説明した。ブルワーズが球種を読んでいたかどうかにかかわらず、あの見逃しは当然だったと認めながらも、チョーリオのあの1球については、ミラー自身も引っかかっている。

パドレスのクレイグ・スタメン監督は、ミラーに球種を読まれる傾向があったかについて明言を避けたが、問題があればチームとして対応すると話した。

「毎日、そのことだけに取り組んでいるスタッフがいる。それが彼らの仕事だ。自分たちの投手がどういう状態なのか、ブルワーズの投手がどういうことをしているのか、われわれは十分に把握している。日々の準備の一部だ」

インターネット上で出回った静止画について、ミラーはセットポジション中の異なるタイミングを切り取ったものだと指摘した。

「スクリーンショットを見ると、手がここからここまで動いていて、すごく分かりやすく見える。でも、自分ではそうなっているとは感じない。今季ずっと、二塁に走者を置いた状態で投げてきた。もし本当にそういう癖があったなら、もっと早い段階で気づかれていたと思う」

ミラーは、球種を読まれていた可能性よりも制球難のほうが大きな問題だったと繰り返した。

「球をしっかり投げ切れば、それでも打者を抑えられる」

スタメン監督は、ミラーの制球が乱れた背景として、複数イニングを投げたことを挙げた。

パドレスのブルペンは第1戦で大きな負担を強いられ、アドリアン・モレホンは31球を投げたため第2戦では登板できなかったため、ミラーには6アウトが託された。八回は完璧に抑えたが、九回は3四球を与えるなど制球が乱れた。

「ミラーには、1イニングを超えて投げた登板で、これまでにも同じようなことが起きている。試合前から戦略として考えていたが、今後のプレーオフでは調整が必要になるかもしれない」とスタメン監督は話した。

今季、パドレスは基本的にミラーを九回限定で起用してきた。今後のシリーズでの起用法について、スタメン監督は明言しなかった。

ミラー自身は、2イニング目を投げたことが制球に影響したとは考えていない。

「アドレナリンがすごく出ているから、意識していたわけではないと思う。ストライクを投げられなかった。それが2イニング目だったからなのか、別の理由なのかは分からない」

パドレスは6日(日本時間7日)に本拠地ペトコ・パークで第3戦を迎える。シリーズ0勝2敗と後がない中、リードした展開で再びミラーにボールを託したいところだ。

現時点でミラーに投球を変える予定はない。もし本当に球種を読まれていたと分かった場合はどうするのか。

「それが分かったなら、もちろん変える。でも、このタイミングですべてを変えようとするのも、あまりいい考えではない気がする」