2026年ポストシーズンの出場チームが、徐々に出そろい始めている。
最終的には全30球団から、ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれの地区優勝3チームとワイルドカード3チームずつの計12球団に絞られる。各リーグの地区優勝チームのうち、勝率上位2チームは第1ラウンド免除となる。残る8チームは、9月29日(日本時間30日)に開幕する3試合制、2戦先勝のワイルドカードシリーズを戦う。
9/22時点で、6チームがポストシーズン進出を決めている。
プレーオフ進出を決めたチームは?
- タンパベイ・レイズ/ア・リーグ(9月11日に進出決定)
- ミルウォーキー・ブルワーズ/ナ・リーグ(9月11日に進出決定、9月15日に中地区優勝)
- ロサンゼルス・ドジャース/ナ・リーグ(9月14日に進出決定、9月17日に西地区優勝)
- ニューヨーク・ヤンキース/ア・リーグ(9月14日に進出決定)
- アトランタ・ブレーブス/ナ・リーグ(9月18日に進出決定、9月20日に東地区優勝)
- ボストン・レッドソックス/ア・リーグ(9月20日に進出決定)
- シカゴ・ホワイトソックス/ア・リーグ(9月24日に進出決定)
- シカゴ・カブス/ナ・リーグ(9月24日に進出決定)
- クリーブランド・ガーディアンズ/ア・リーグ(9月24日に進出決定)
- サンディエゴ・パドレス/ナ・リーグ(9月24日に進出決定)
2026年MLBポストシーズン出場チームを、進出決定日時の新しい順に紹介する。
(進出決定チームが増えるごとに本記事を更新)
*10. サンディエゴ・パドレス**ポストシーズン進出決定日:9月24日
出場枠/シード:ナ・リーグのワイルドカード/シード未定*
**注目選手
**フェルナンド・タティスJr.外野手、メイソン・ミラー投手、マイケル・キング投手
**ポストシーズンまでの道のり
**開幕から19勝9敗と好スタートを切ったものの、その後は勢いが落ち、7月下旬の時点では負け越していた。しかし終盤に調子を上げ、9月はメジャー最高の16勝5敗。プレーオフを前に、まさに理想的なタイミングでピークを迎えている。
**ポストシーズンの戦績
**3年連続でのポストシーズン進出は球団史上初。2024年はドジャースとの熱戦の末、ナ・リーグ地区シリーズ第5戦で敗退し、2025年はナ・リーグのワイルドカードシリーズでカブスに3試合で敗れた。ワールドシリーズ優勝経験はなく、最後に出場した1998年はヤンキースに4連敗を喫した。
*9. クリーブランド・ガーディアンズ**ポストシーズン進出決定日:9月24日
出場枠/シード:未定*
ポストシーズンまでの道のり
いつも通り絶妙なタイミングで本領を発揮した。8月19日の敗戦で61勝66敗となったあと、7連勝で一気に勝率5割を突破。9月も好調を維持している。ホワイトソックスとの争いを制し、ア・リーグ中地区優勝を果たせるかは、まだ決まっていない。
ポストシーズンの戦績
3年連続のポストシーズン進出。2024年のア・リーグ優勝決定シリーズではヤンキースに5試合で敗れ、2025年はワイルドカードシリーズで同地区のライバル、タイガースに3試合で敗れた。過去11シーズンで8度目のプレーオフ出場となる。
*8. シカゴ・カブス**ポストシーズン進出決定日:9月24日
出場枠/シード:ナ・リーグのワイルドカード/シード未定*
注目選手
ピート・クロウ=アームストロング外野手、アレックス・ブレグマン三塁手、鈴木誠也外野手
ポストシーズンまでの道のり
開幕から快進撃を見せ、40試合に達する前に、10連勝以上を2度記録したメジャー史上5つ目の球団となった。しかし、その後まもなく10連敗。浮き沈みの激しいシーズンとなり、6月20日には貯金がわずか3まで減った。それでも、その日以降は48勝を挙げており、この期間にカブスを上回る勝利数を記録したのはメジャーで4球団しかない。
ポストシーズンの歴史
2年連続でポストシーズンに進出。複数年連続の出場は、2015〜18年の4年連続以来となる。昨年は、ワイルドカードシリーズでパドレスを破ったあと、地区シリーズでブルワーズに5試合で敗れた。なお昨年のパドレスとのシリーズは、2016年のワールドシリーズ以来となるプレーオフでのシリーズ勝利だった。
*7. シカゴ・ホワイトソックス**ポストシーズン進出決定日:9月24日
出場枠/シード:未定*
主力選手
ポストシーズンまでの道のり
野球史でも屈指のV字回復を見せた。2シーズン以上連続で100敗以上を喫したあと、翌年にポストシーズンに進出するのはMLB史上初めて。今季を迎えるまで、単独首位になったのは2022年4月20日が最後だった。終盤に失速したものの直近7試合で5勝2敗と盛り返し、レギュラーシーズン残り3試合の時点でも、ア・リーグ中地区優勝の可能性を残している。
ポストシーズンの歴史
ポストシーズン出場は、ア・リーグ地区シリーズでアストロズに4試合で敗れた2021年以来。ワールドシリーズを制した2005年以来となるプレーオフでのシリーズ勝利を目指す。2005年の優勝後では、今回が4度目のポストシーズン出場となる。
*6. ボストン・レッドソックス**進出決定日:9月20日* 関連記事出場枠/シード:ア・リーグのワイルドカード、シードは未定
注目選手
一塁手ウィルソン・コントレラス、先発投手ソニー・グレイ、先発投手ペイトン・トール
ポストシーズンへの道のり
開幕から2勝8敗と出遅れ、序盤は苦戦。4月下旬にはアレックス・コーラ監督とコーチ5人を解任した。体制変更が実を結ぶまでには時間がかかったが、7月には球団記録に並ぶ15連勝で勝率5割を上回ると、そこから一気に勢いに乗った。後半戦はア・リーグで2番目の成績となる38勝24敗を記録し、ポストシーズン圏内へ浮上。ア・リーグのワイルドカード2番手を確保する見込みで、その場合は敵地でワイルドカードシリーズを戦う。
ポストシーズンの戦績
2025年はヤンキースとのワイルドカードシリーズで、第3戦までもつれた末に惜しくも敗退した。今年も同じラウンドで再び対戦する可能性が高い。昨年の出場は、2021年にア・リーグ優勝決定シリーズへ進んで以来だったが、今世紀は2004年、2007年、2013年、2018年と、4度のワールドシリーズ制覇を誇る。
*5. アトランタ・ブレーブス**進出決定日:9月18日
出場枠/シード:9月20日にナ・リーグ東地区優勝、シードは未定*
注目選手:先発投手クリス・セール、外野手ロナルド・アクーニャJr.、一塁手マット・オルソン
ポストシーズンへの道のり
シーズンを通して、ナ・リーグ東地区の首位を走り続けた。4月8日に首位へ浮上すると、その座を一度も譲らず、9月20日にヒューストンでアストロズをスイープして地区優勝を決めた。45勝21敗と圧倒的なペースで勝ち星を重ねた後からは勢いが落ちる時期もあった。特にアクーニャが複数回にわたって負傷者リスト入りした間は苦しんだが、それでも地区制覇を果たすだけの戦いを続けた。
ポストシーズンの戦績
過去9シーズンで8度目のポストシーズン出場となる。昨年は76勝86敗と低迷したが、1年でプレーオフへ戻ってきた。ただし、2021年のワールドシリーズ制覇後は、ポストシーズンで3シリーズ連続敗退。2022年と2023年はナ・リーグ地区シリーズでフィリーズに、2024年はワイルドカードシリーズでパドレスに敗れている。
*4. ニューヨーク・ヤンキース**進出決定日:9月14日* 関連記事 出場枠/シード:未定
注目選手
先発投手キャム・シュリトラー、DH/一塁手ベン・ライス、右翼手アーロン・ジャッジ
ポストシーズンへの道のり
決して平坦な道のりではなかった。ジャッジは6〜8月の全期間を負傷者リストで過ごし、9月8日にようやく復帰。他にも多数の主力をケガで欠いた。それでもジャッジ不在の中で踏みとどまった。地区優勝争いではレイズを追う展開が続き、6月下旬から7月上旬には7連敗を含む4勝14敗の不振に陥ったが、それも乗り越えた。
ポストシーズンの戦績
ポストシーズンの代名詞ともいえる存在だ。1995〜2026年の32シーズンで、プレーオフを逃したのはわずか5度。しかし、その期間の最初の15年間でワールドシリーズを5度制した後は、2009年以来となる通算28度目の世界一を今も追い求めている。
*3. ロサンゼルス・ドジャース**進出決定日:9月14日* 関連記事出場枠/シード:9月17日にナ・リーグ西地区優勝、シードは未定
注目選手
ポストシーズンへの道のり
ワールドシリーズ2連覇中の王者は、ナ・リーグ西地区を圧倒し、3連覇へ本格的に挑むと広く予想されていた。後半の目標についてはまだ分からないが、最初の目標は達成した。シーズンのほぼ全期間を首位で過ごし、5月19日以降は一度もその座を譲らなかった。例年どおり負傷者に悩まされながらも、後半戦は余裕を持って首位を走り続けた。
ポストシーズンの戦績
ドジャースのいないポストシーズンがどのようなものだったか、思い出すのも難しい。これで14シーズン連続出場となり、1991〜2005年のブレーブスが持つ歴代最長記録に並んだ。その間はナ・リーグ西地区を13度制覇。9度のワールドシリーズ優勝のうち、3度は2020年以降に達成している。
*2. ミルウォーキー・ブルワーズ**進出決定日:9月11日* 関連記事出場枠/シード:9月15日にナ・リーグ中地区優勝、シードは未定
注目選手
先発投手ジェイコブ・ミジオロウスキー、二塁手ブライス・トゥラング、左翼手ジャクソン・チョーリオ
ポストシーズンへの道のり
今年もおなじみの展開だった。開幕前には、地区優勝を争えないのではないかという声もあった。ブルワーズは、グラウンドの上で答えを出した。
ポストシーズンの戦績
球団史に例のない成功期が続いている。1969年にシアトル・パイロッツとして1シーズンを過ごしてから2017年まで、プレーオフ出場はわずか4度。しかし、それ以降は9シーズンで8度出場し、地区優勝も7度達成している。しかし、ワールドシリーズ出場は依然として1982年の一度だけ。当時はア・リーグ所属で、カージナルスに敗れた。球団史上2度目の舞台を目指す。
*1. タンパベイ・レイズ**進出決定日:9月11日* 関連記事出場枠/シード:未定
注目選手
三塁手ジュニオール・カミネロ、先発投手ドリュー・ラスムセン、DHヤンディ・ディアス
ポストシーズンへの道のり
過去2シーズンはいずれも勝率5割を下回り、ア・リーグ東地区4位に終わっていたため、今季も大きな期待は寄せられていなかった。3月時点のFanGraphsのポストシーズン予測では、強豪ぞろいの地区で最下位とされていた。しかし4月下旬から猛烈な勢いに乗り、4月22日~5月22日は22勝4敗。そのまま快進撃を続けた。6月28日にア・リーグ東地区の単独首位に立ってから、現在までその座を譲っていない。
ポストシーズンの戦績
ア・リーグに加わってから11シーズン目の2008年に初めてプレーオフへ進出。その年から数えると、19シーズンで9度目の出場となる。2008年と2020年にはワールドシリーズへ進んだが、それぞれフィリーズとドジャースに敗れた。