【ドジャース2-1フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、7月21日(日本時間22日)
マックス・マンシーが本塁打を放ってダイヤモンドを一周するたびに、その名は19世紀から続く球団の歴史に、より深く刻まれていく。
雨に見舞われたフィラデルフィアで、マンシーは今季19号となる決勝2ランを放ちこの日の決勝点を挙げた。ドジャースで通算228本目の本塁打となり、ロン・セイに並んで球団史上5位に浮上した。
「いつも言っているが、この球団の何らかのランキングに名を連ねることができたなら、それは何かを正しくやってきた証しだ。だから、自分にとって大きな意味がある」とマンシーは語った。
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マンシーとセイを上回るのは、デューク・スナイダー(389本)、ギル・ホッジス(361本)、エリック・キャロス(270本)、ロイ・キャンパネラ(242本)の4人だけだ。
試合開始を1時間20分遅らせ、その後も降り続いた雨のような得点ラッシュはみられず、この日はドジャースのジャスティン・ロブレスキーとフィリーズのザック・ウィーラーによるハイレベルな投手戦となった。ロブレスキーは初回に1点を失ったものの、わずか1週間前にオールスター・ゲーム初登板を果たした同じマウンドへ戻り、僅差でウィーラーとの投手戦を制した。
ウィーラーは今季、球界最高の投手の一人として活躍しているが、ドジャースはレギュラーシーズンでの対戦2試合で、いずれも勝利をつかんだ。ドジャースタジアムでの5月29日(日本時間30日)の一戦では、マンシーを含む4人がソロ本塁打を放ち、ウィーラーから今季ワーストタイの4点を奪った。
この日のウィーラーははるかに手ごわく、7回を投げて9三振を奪った。しかし四回、アンディ・パヘスを一塁に置いた場面で、マンシーへの初球のカットボールがやや甘く入った。マンシーは打球速度約165キロで中堅へ運び、スタットキャストの推定で飛距離421フィート(約128メートル)となる一発でドジャースを逆転へ導き、自身も球団記録で一つ上の位置へ進んだ。
「ウィーラーは本当に、本当に素晴らしかった。捕手の3フィート(約0.9メートル)手前でボールをリリースしているように感じるし、制球力も超一流だ。そんな彼から得点できたことで、試合を有利に進められた。こちらはロブレスキーが投げていたから、うまくいくだろうと思っていた」とマンシーは語った。
ロブレスキーが6回1/3を投げて7三振を奪う好投を見せ、ブルペンもしっかりとリードを保った。しかし九回、5アウトセーブを目指していたタナー・スコットが1死から2人の走者を得点圏に背負った時に、試合は一気に緊迫した。
スコットはブランドン・マーシュに三塁のマンシー方向へのゴロを打たせた。三塁走者のジャスティン・クロフォードは本塁へ飛び出し、三本間に挟まれた。その時点でJ.T.リアルミュートは三塁まで進んでいたが、クロフォードが三塁へ戻ろうとすると、リアルミュートは二塁へ全力で引き返した。最終的に両走者がアウトとなり、ドジャースはピンチを脱してシリーズ成績を1勝1敗とした。
「『うわ、まずい』と思った。それが自分の反応だった。本当に信じられない展開だった。素晴らしいプレーが2つ続いた」とスコットは語った。
試合の流れを変える2つの場面に関わったマンシーにとって、特に印象に残ったのは最後の守備だった。昨季のナ・リーグ地区シリーズ第2戦を締めくくったホイールプレーを思い起こさせるプレーとなった。
「自分にとっては、本塁打よりもあの守備の方が大きな意味を持つ。もちろん、本塁打でチームを逆転に導けたことは分かっている。でも、自分は守備に多くの努力を注いできた。だから、守備で試合に影響を与えられた時の方が、いつもはるかに重要に感じる。三塁守備で成長を続け、さらにうまくなりたい」とマンシーは語った。
マンシーとドジャースの歩みは、2017年にアスレチックスを自由契約となった後に始まった。それ以来、現在のチームで最も在籍期間の長い選手となっただけでなく、球団史上屈指の強打者としての地位も築き上げてきた。
「現在のロースターにいる誰よりも、私は彼と長く一緒にいる。彼の打席を一つ残らず見てきたし、何度も話をしてきた。彼はこのチームのリーダーの一人だ。私とともに3度の優勝を経験している。だから、彼はドジャースの歴史に語り継がれる存在になるだろう」とデーブ・ロバーツ監督は語った。
