トラウト復帰初戦で18号2ラン!デビュー15周年の記念弾 地元開催球宴へ

July 9th, 2026

エンゼルス13−1レンジャース】アーリントン/グローブライフ・フィールド 7月8日(日本時間9日)

右太ももの張りで10日間の負傷者リスト(IL)に入っていたエンゼルスのマイク・トラウトが、約3週間ぶりに戦線復帰した。敵地でのレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、八回に今季18号2ランを放ち、チームの大勝と7連敗ストップに貢献した。

2026年オールスターは7月14日(日本時間15日)開催!

メジャーデビューからちょうど15年という記念すべき節目の日に、自らの復帰を祝う豪快な一発を放ったトラウト。この復帰でア・リーグの外野手部門でファン投票によるスタメン選出が決まっているオールスターゲームへの出場も確実となった。

この日は指名打者としての出場だったが、本人の視線はすでにセンター守備に向いている。

「次戦はセンターを守るつもりだ。まずは数打席立って、足慣らしをしたかったんだ」

メジャー通算1722試合のうち1407試合でセンターを守ってきた。復活のシーズンとなった今季も、ここまで74試合中63試合でセンターで先発出場しており、再びそのポジションに戻る意欲を見せている。

懸念される右太ももの状態についても、順調な回復を強調した。

「7日はかなり良い強度で走れて安心した。ここ1週間ほどは違和感もない。2日連続で90%以上の強度で走塁や外野のメニューをこなしたが、状態は良いよ」

ただし、足腰への負担が大きい人工芝のグローブライフ・フィールドでは無理を避け、すぐに連日で外野を守ることはしない方針だ。チームはこの後ツインズとの3連戦を戦い、その後トラウトは故郷ニュージャージー州ミルビルからわずか40マイル(約64キロ)に位置するフィラデルフィアでの球宴へと向かう。

トラウトは2014年、15年にオールスターMVPを受賞しているが、今回、試合に出れば2019年以来となる。直近2年は選出から漏れていたものの、現役最多となる通算12度目の球宴選出を果たした。

来週の夢の球宴に向けて、トラウトは「確実にいける」と力強く語っている。

元同僚でもあるカート・スズキ監督も、背番号27の復帰と努力を称賛した。

「何度もオールスターに出ているけれど、今回のフィラデルフィア開催は特別な意味がある。ここまで戻ってくるためにマイクがどれほど努力してきたか。本当に素晴らしい男だし、彼のような選手が報われてうれしい」

34歳となった今季、センターへの守備復帰が打撃面にも明らかな好影響をもたらしている。

この日の試合前時点で335打席に立ち、OPS+(球場補正を加えたOPSの傑出度)は145をマーク。昨季の124を大きく上回り、2022年以来となる高い水準のシーズンを送っている。

本人も「守備に就くこと」の相乗効果を感じているようだ。

「多少は関係していると思う。守備に出ていれば、打撃ケージにこもってスイングをいじりすぎることもない。もし打てなくても、守備で相手のヒットを奪って貢献できる。そういうメンタル面の影響はあるんじゃないかな」

ケガなくセンターをプレーしていた2011〜19年には、400打席以上の打者で唯一となるOPS1.000を記録。打率.305、出塁率.419、長打率.581という圧倒的な成績を残し、2010年代を代表するスーパースターとなった。

スズキ監督も、フィールドに立ち続けることこそがトラウト本来の姿を引き出すと見ている。

「もちろん状態を見ながら慎重にいくが、本人はもう守る気満々だ。彼はDHだけでは満足できない。グラウンドに立って仲間と一緒に競い合うのが大好きなんだ。守備でゲームに深く関わることが、攻撃面でも彼を助けているのだと思う」