マイク・トラウトは22日(23日)、ソルトリバーフィールズで行われたダイヤモンドバックス戦で、久しぶりに慣れ親しんだポジションを務めた。
昨季は右翼/DHでプレーしていたトラウトは、2024年4月29日以来、初めて本職である中堅で先発出場した。34歳のトラウトは今季は中堅でプレーすることを望んでいると明かし、その方がコーナー外野よりも負担が少ないと考えている。
この日は1打数1安打1四球を記録し、中堅に戻れたことについて「素晴らしい気分だ」と語った。初回の先頭打者の飛球を捕球して最初のアウトを奪うなど、早速守備機会にも恵まれた。中堅で3イニングを守った後、ウェイド・メックラーと交代した。
「またあそこに立てて気分がいい。一番落ち着ける場所だし、あそこでプレーするのが好きなんだ」とトラウトは語った。
ア・リーグMVPを3度受賞し、オールスターに11度選出されているトラウトは、ジョー・アデルとジョシュ・ロウも守備の汎用性を高めるため、ある程度はこの春もコーナー外野でプレーする予定だ。なお、21日(22日)のドジャースとのカクタスリーグ開幕戦では、アデルが右翼、ロウが左翼で先発出場した。
エンゼルスは中堅にマイク・トラウト、左翼にジョシュ・ロウ、右翼にジョー・アデルを置き、ホルヘ・ソレアをDHで起用することを理想としている。ブライス・テオドシオとホセ・シリは、守備を重視した控え中堅手として外野の追加枠を争っている。
カート・スズキ監督は、トラウトを中堅で固定できればチームにとって助けになるとしつつも、この春はアデルとロウにも中堅での出場機会を与えたいと語った。
「確かに固定できれば落ち着く部分はある。ただ、あの3人は全員中堅で起用できる。その日その時の状況で、別の誰かが中堅を守ることもあり得る。チームにとってその日最善だと思ったことをするだけだ。柔軟性があるのは素晴らしい」とスズキは話した。
トラウトがどれだけ中堅を守れるかは、健康状態が大きく影響する。昨年は4月30日に手術歴のある左膝を骨挫傷し、右翼での出場はわずか22試合にとどまった。5月30日に復帰したものの、その後は外野を守ることはなく、DHに専念する形となった。
本人はオフシーズンを経て膝は健康だと述べ、今季はより多く外野でプレーしたいと語った。DHでの起用は好んでおらず、昨年の打撃成績は自身の基準からすれば低調で、130試合で打率.232、出塁率.359、長打率.439、26本塁打、64打点を記録。15年間の通算成績は打率.294、出塁率.406、長打率.570となっている。
スズキ監督は、トラウトが今季どれだけ中堅を守るかは、健康状態と守備力によると述べた。
「両方だ」とスズキは話した。
「チームにとってもトラウトにとっても、チームの利益にならないと感じるポジションで起用するのは公平ではない。ただ、マイクはどこでも守ると強く主張しているし、それは素晴らしいことだ。もし中堅でうまくやれるなら、ぜひそこに置きたい。マイク・トラウトが中堅を守ることを望まない人はいないだろう?」
今春初登板で約93〜94マイル(約150〜151キロ)の速球を投げ、2回無失点に抑えたアレック・マノアも、スズキの見解に同調した。
「マイクが中堅を守る姿は野球ファンなら誰でも見たいものだ」
