2026年に「フィールド・オブ・ドリームス」再開、ツインズvs.フィリーズ

November 19th, 2025

メジャーリーグがアイオワに戻ってくる。

2022年以来となる「MLB at Field of Dreams」が、改修された会場のあるアイオワ州ダイアーズビルで開催される。対戦カードはフィリーズ対ツインズで、日時は8月13日。

ロブ・マンフレッド・コミッショナーは19日、試合開催を発表した。

「MLBは2026年に再びアイオワを訪れ、ツインズ、フィリーズ、さらに両球団のマイナーリーグのチーム、そして野球ファンのために特別な体験を届けられることをうれしく思います。Netflix(ネットフリックス)と連携し、スポーツファンの皆さんに楽しんでもらえるイベントをつくっていきます」

このイベントはNetflixで配信され、MLBと同社の新たなパートナーシップの中核をなす取り組みだ。さらに、会場では8月11日に3Aセントポール(ツインズ傘下)対アイオワ(カブス傘下)の試合も行われる。

今年の試合はツインズのホームゲームで、両軍による3連戦の初戦。両チームは移動日(オフ)を挟み、ターゲットフィールドでシリーズを再開する。

「ミネソタ・ツインズは『MLB at Field of Dreams』の復活でプレーできることを心からうれしく思います」とツインズのエグゼクティブ・チェア、ジョー・ポラッドは語った。

「野球の魔法が息づくダイアーズビルのグラウンドに立つのは、われわれの球団にとっても、アイオワのファンにとっても特別です。2026年8月13日は、私たちの競技を祝う一日であり、ツインズの歴史に残る日になります」

初の「フィールド・オブ・ドリームス」の試合は2021年のホワイトソックス対ヤンキースで、2022年にはレッズ対カブスが同地で対戦した。その後、映画で知られる会場は改修・拡張が進み、今回が新装スタジアムでの初のMLB公式戦となる。

「アイオワ州は、象徴的な『フィールド・オブ・ドリームス』と新しい常設球場に、MLBと選手たちを再び迎えられることをとても光栄に思います」とキム・レイノルズ州知事は語った。

「一面に広がるとうもろこし畑と夏の星空を背景に行われるこのイベントは、ほかでは味わえない特別なものです。国内外から多くのファンをお迎えし、決して忘れられない一戦と、私たちの州の魅力を体感していただける機会を提供できることを誇りに思います」

2026年の「フィールド・オブ・ドリームス」ゲームは、MLBが非伝統的な会場で開催してきた試合の最新例となる。これは2016年のフォート・ブラッグ・ゲームに始まり、MLB in Omaha(2019年)、MLB at Rickwood Field(2024年)、MLBスピードウェイクラシック(会場:ブリストル・モーター・スピードウェイ/2025年)などがある。毎年恒例のペンシルベニア州ウィリアムズポートでのリトルリーグ・クラシックもその一つだ。

「名誉ある『MLB at Field of Dreams』の復活の舞台に選ばれたことを大変光栄に思います。選手たちにとって、史上最も象徴的な野球映画の舞台に立つ体験は一生忘れられないものになるでしょう」とフィリーズの筆頭共同オーナー兼CEO、ジョン・ミドルトンは語った。

なお、Netflixは「MLB at Field of Dreams」に加え、開幕戦とT-モバイル・ホームランダービーも配信する。いずれもMLBネットワークがNetflixと連携して制作を担当する。