6月1週目には、マウンド上で歴史が生まれ、球界屈指のスラッガーの一人が負傷者リスト入りした。各チームがポストシーズン争いに加わるのか、それともトレード期限で売り手に回るのかを見極める中、スター選手たちはオールスターゲームに向けて結果を積み上げている。
そんな中、6月第2週に注目の5つのシリーズを紹介する。
※日程は全て米国時間
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マリナーズ対オリオールズ
4試合(6月8〜11日)
対戦成績:この2チームが最後に対戦したのは昨年8月。マリナーズがア・リーグ西地区優勝を目指す中、オリオールズはア・リーグ東地区最下位へ沈む流れにあったが、投手戦が続く中、オリオールズが最後の2試合を制してシリーズを勝ち越した。
見どころ:スロースタートを切った両チームだが、徐々に調子を上げている。マリナーズは3日にメッツに敗れるまで8連勝し、オリオールズは直近5カードのうち4カードで勝ち越しまたはタイ。特にマリナーズは連勝期間中の得失点差が、48得点18失点でプラス30と圧倒的だった。
注目選手:オリオールズの今オフの補強の目玉、ピート・アロンソの勢いが増している。5月25日から6月4日までの10試合中9試合で少なくとも1安打を記録し、6月に入ってからは20打数7安打、長打率.650をマークしている。
ドジャース対パイレーツ
3試合(6月9日〜11日)
見どころ:ドジャースが勝ち続ける一方で、パイレーツもワイルドカード争いに踏みとどまっている。両チームの打線はいずれも球界屈指。パイレーツは333得点でメジャー4位につけており、345得点で2位のドジャースに大きく離されていない。パイレーツはシリーズ初戦にエースのスキーンズを送り出し、大谷は2戦目に登板予定となっている。
注目選手:ドジャースの外野手アンディ・パヘスは、今季開幕から絶好調で、その勢いが衰える気配はない。キューバのハバナ出身の25歳は、打率.283、OPS.852を記録しており、キャリアハイとなる32本塁打ペースでシーズンを進めている。
ブレーブス対ホワイトソックス
3試合(6月9日〜11日)
対戦成績:昨年8月中旬の対戦では、ブレーブスがホワイトソックスに2勝1敗で勝ち越した。しかし、両チームとも勝率5割を下回り、プレーオフ争いから大きく離れてシーズンを終えた。その時とは状況が大きく異なる。
見どころ:ホワイトソックスは直近3年連続で100敗以上を喫していたが、今年ようやくリズムをつかんだように見え、ア・リーグのワイルドカード圏内に余裕を持って位置している。しかし、6月はブレーブス、ドジャース、そしてヤンキースと対戦する厳しい日程となる。一方、ブレーブスは今季まさに快調で、5月に落としたカードはわずか2つだった。
注目選手:クリス・セールは、飛躍のきっかけとなった古巣と対戦する。今季12先発で防御率2.23を記録しており、かつて自分が所属したチームとの計6度の先発では、奪三振率13.9をマーク。10日に先発予定だ。
ヤンキース対ブルージェイズ
3試合(6月12日〜14日)
対戦成績:5月中旬にブルージェイズがニューヨークを訪れた際は、ヤンキースが最初の2試合を制した後、4連戦を2勝2敗で分けた。各試合はいずれも2点差以内で、ブルージェイズはシリーズ最終戦をブルペンデーで完封勝利。14奪三振を記録し、許した安打はわずか3本だった。
注目選手:ベン・ライスがジャッジの不在を補うように、シーズンを通してMVP級の打撃を見せている。OPS1.032は、ヨーダン・アルバレスに次ぐMLB2位だ。
フィリーズ対ブルワーズ
3試合(6月12日〜14日)
対戦成績:昨年、地区優勝を果たした両チームは、その年の9月に3連戦を迎えた。勝ち越しをかけた最終戦で、フィリーズが序盤にリードを奪い2-0で勝利。なお、両チームともポストシーズンでドジャースに敗れている。
見どころ:ナ・リーグで最も勢いのある2チームが、今季初めて対戦する。フィリーズはドン・マッティングリーが監督に就任して以降26勝11敗を記録しており、ブルワーズは5月に入ってから落としたカードがわずか1つしかない。このシリーズでは、ジェイコブ・ミジオロウスキー、カイル・ハリソン、クリストファー・サンチェスのサイ・ヤング賞候補がいずれも先発登板の予定となっている。
注目選手:サンチェスは最近、連続無失点イニングが50回2/3で止まったばかりだが、この対戦を迎える頃には、また新たな記録を積み上げ始めているかもしれない。今季の奪三振数では、ミジオロウスキーとサンチェスがそれぞれ1位、2位につけている。