村上、初のHRダービーは第1ラウンド敗退も9本塁打で印象残す

July 14th, 2026

ロイヤルズの強打者ジャック・カグリオーンは、ホワイトソックスのルーキーでオールスターに選出された村上宗隆について、簡潔にこう表現した。

「(彼は)完璧なホームランスイングを持っている」

26歳の村上は、13日(日本時間14日)にシチズンズバンクパークで開催されたMLBホームランダービーに初出場した。1回戦で9本のホームランを放ったものの、フィリーズの地元ファンから圧倒的な声援を受けたカイル・シュワーバーが10本を放ったため、惜しくも次のラウンドへの進出を逃した。

村上はイベント前に緊張していることを認め、最初の1本を打つことで、その緊張が和らぐことを願っていた。この日はホームランの平均飛距離421フィート(約128.3メートル)、平均打球速度110マイル(約177キロ)を記録。最大にして最速のホームランは、スタットキャストによる計測で466フィート(約142メートル)、114マイル(約183.5キロ)を記録した。

なお村上のバッティングピッチャーは、ホワイトソックスのコーチ兼ブルペン捕手であるルイス・シエラが務めた。日本生まれの選手がホームランダービーに参加するのは、2021年の大谷翔平に続いて2度目となる。

「彼はとてつもないパワーを持っている」と、日本で村上との対戦経験があるナショナルズのオールスター左腕、フォスター・グリフィンは語った。「打ち損じたようなボールであっても、スタンドまで持っていけると思う。あと選球眼も非常に素晴らしい。打席に立つ時には自分が何を狙っているのかをしっかりと理解しているのだと思う」

5月30日に負傷者リスト(IL)入りし、7月10日に復帰したばかりの村上だったが、離脱前に20本塁打を放っていたことで、大会への出場権を勝ち取った。

「外角低めの球を見逃したり、あるいは内角高めの速球を打ち返したりするのを見てきた。彼の優れているところは、そうした速球を実に見事に打ち返すことだと思う。コースがどこであろうと関係ない。だからこそ、常に脅威となる打者なんだ」と、ブルージェイズのオールスター右腕、ルイ・バーランドは語った。

村上は12月にホワイトソックスと2年3400万ドル(約51億円)の契約を結んだ。日本ではオールスターに4度選出され、日本プロ野球(NPB)では2年連続でMVPを受賞している(2021年、2022年)。

「もう長い間メジャーにいるような選手に見える。NPBも本当にレベルの高い素晴らしいリーグだし、日本の投手陣も実に優秀だ。……私がこれまでに見てきた限りでは、すごくスムーズにメジャーに移行したと思う」とカグリオーンは語った。