【ロッキーズ1-6ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、9月25日(日本時間26日)
希望をつなぐ2本のアーチとなるか。
一回2死、菅野の変化球を右翼席へ運んで34号。七回には再び菅野から左中間へ35号を放った。日本時代にも対戦した右腕について、敬意を持って振り返った。
「全体的に投球術というか、すべてにおいてすごかった。本当に必死に食らいついてなんとか打てました」
2打席目は見逃し三振。外角低め、ギリギリに94マイル(約151キロ)が決まった。
「日本でもこういう対決がたくさんあった。本当に改めてすごいピッチャーだなと思いました」
2発の背景には、打撃技術だけではなく体の使い方を見直した調整がある。前回休養した際、下半身を中心にトレーニングを再点検。上半身へ意識が偏っていたフォームを修正した。
「それを続けて成果が出た」と結果につなげた。
その変化は打席内の思考にもつながった。「考えることが少なくなった。土台がしっかりすることで、シンプルな考え方で打席に立てる」と手応えを口にした。長く打てない期間も経験したが、「できると信じる」「それを続けていくだけ」と言い聞かせるように語った。結果が出ない時間も、メジャー1年目の経験として糧にしている。
前日に2021年以来5年ぶりのポストシーズン進出を決めた。それでも祝勝ムードだけに浸る時間はない。ベナブル監督はシャンパンファイト前、選手たちに「止まらずに突き進むだけ」と伝えた。村上も、地区優勝を目指す意識はチーム内で共有されていると強調した。
ホワイトソックスは83勝77敗。首位ガーディアンズも勝ったため1ゲーム差は変わらず、残り2試合となった。今季の直接対決は7勝6敗でホワイトソックスが勝ち越しており、最終成績で並べば地区優勝となる。
「また明日。しっかり勝たないといけない試合」
村上が3打点以上を挙げた試合では、9戦全勝。35本塁打まで伸ばした村上が、逆転での地区制覇へ最後の2試合に臨む。
