快適さは結果につながる!?村上がもたらした「秘密兵器」

February 15th, 2026

日本では広く知られているが、アメリカではまだまだ普及していない温水洗浄便座。そんな状況を一人の日本人選手が変えるかもしれない。

村上宗隆が2年総額3400万ドル(約54億円)でFA契約を結びホワイトソックスに加入した際、本拠地のクラブハウスにウォシュレットの設置を求めた。アメリカの記者陣も「温水洗浄便座(英語ではBidet:ビデと言う)」とは何か検索している。

ホワイトソックスのウィル・ベナブル監督は「選手たちが気分良くプレーできるなら、何が起きるか分からないからね」と笑顔で語り、また先発デービス・マーティンも「快適でいることはすごく大事だよ」と話した。

あるデータに基づくと、日本では住宅、オフィス、ホテル、公共トイレの80%にビデが設置されているという。アメリカではそれほど普及していないが、それに対して村上にはある提言があるようだ。

「もうチームメートに、ビデ(温水洗浄便座)の素晴らしさを伝えました。環境にもいいと思います。(温水洗浄便座がないと)トイレットペーパーをめっちゃ使うから(笑)」

その後、「トイレの件は、交渉の段階から話題になったのか」という質問に対する村上の回答は、早くも今年の名言候補の一つだ。

「そうですね。普通にけっこう、ウンコするんで(笑)。おなか痛くて試合に出るのは嫌なのでスッキリさせたいなというのもありますし、日本では当たり前に使っていたので、あったほうがいいなと思ってエージェントに言いました」

温水洗浄便座のニュースは主にSNSを通じて、ホワイトソックスのチームメートたちの間で話題となった。その中で、マーティンは少なくとも1つの疑問を持ったようだ。

「何台あるのかを確認しようとしているところだ」とマーティンは笑いながら語った。

「1台だけなのか?村上専用の1台なのか? それとも5台あるのか? 4台なのか?もし自分たちが(村上の)ビデを使っているときに、彼が使いたくなったら譲らないといけないのか? その順番はこれから決めるよ。楽しくなりそうだね」

なお、球団によれば温水洗浄便座は複数台設置される予定だという。このニュースが報じられて以降、クラブハウスのそのエリアを改装したいという外部からの関心も寄せられているという。改めて言えば、これは日本からアメリカへ適応しようとする村上を、少しでも快適にするための、小さく環境にも配慮した方法である。

「実際に使ったことはないので、自分も試してみるのが楽しみだ」と語ったのは、1993年に父ジェシーが巨人でプレーしていた際に日本で過ごした経験を持つアシスタントGMのジョシュ・バーフィールドである。

「施設を案内しているときに、『心配しなくていい、ここにもビデを設置するよ』と冗談で伝えた。それがクラブハウスに新しい変化をもたらすだろう」

「みんなきっとハマるよ」と付け加えたのは、1992-93年に父マックスが千葉ロッテでプレーした際に日本で暮らした経験を持つベナブル監督である。

また打撃コーディネーターのライアン・フラーは笑いながら「それいいね」と語った。

「彼にとって大事なことだった。健康な人は自分に必要なものを求めるものだと私は言っている。ムネが言ったように、トイレットペーパーを節約できて、環境にも少し貢献できる」

フラーは村上の特別なプレー能力だけでなく、スプリングトレーニング最初の1週間で自らに挑戦している姿勢にも高い評価を与えた。そして正直に言えば、村上のバットと守備での貢献の方が、トイレに関する提案よりもはるかに重要だ。

しかしこの話題は、すでに結束の強いチームが、さらに前進するための一つの奇妙な結束力となっている。

「違いを生むかもしれない。少しリラックスして、少しフレッシュな状態でプレーできるだろう。どうなるか分からないけどね」と笑顔で語ったのは、最初にこの話を見たときはフェイクニュースだと思ったという先発ショーン・バークである。

「数勝分くらいは上乗せするかもしれない。最初に気付いたのが『これを設置すべきだ』ということだったのは面白い。クラブハウスにあればちょっとした楽しい存在になるだろうね」