パドレスの新オーナー、クワンザ・ジョーンズとホセ・E・フェリシアーノは24日(日本時間25日)、就任記者会見のためペトコパークに姿を現した。
会見場に登場する前から、2人は大きなインパクトを残していた。
満員の会場にスピーカーから音楽が流れ始めた。ただ、それはただの曲ではない。ジョーンズ自身が作詞し、レコーディングした曲で、一部は先週ニューヨークでフェルナンド・タティスJr.が見せた本塁打キャッチにも着想を得ていた。サビはこうだ。
私たちがすべてを懸けていると分かっているだろう
私たちは勝つ、勝つ、必ず勝つ
(You know we’re all in, you know we’re all in, you know we’re all in … We’re gonna win, we’re gonna win, we’re gonna win)
曲が終わると、ジョーンズとフェリシアーノが満面の笑みを浮かべて入場し、その後45分にわたってさまざまな質問に答えた。しかし、2人が伝えたいメッセージは最初から明確だった。
「私たちはすべてを懸ける。口先だけではない。この組織にコミットする覚悟があり、心から喜んでいる」とジョーンズは語った。
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記者会見は冒頭から活気に満ちていた。ジョーンズが入場曲でインパクトを残せば、フェリシアーノは野球界のヒーローの一人、ロベルト・クレメンテに敬意を表して背番号21のユニホームを身にまとった。もちろん、オーナーとしての評価が就任記者会見だけで決まることはない。それでも、強い印象を残したことは間違いない。
前オーナーグループのサイドラー家は昨年末、球団売却の可能性を検討すると発表。ジョーンズとフェリシアーノが率いるオーナーグループへの売却は5月に発表され、8月17日にリーグの全会一致による承認を受けて正式決定。21日に取引が完了した。
「今日は夢がかなった日だ。私たちにとって素晴らしい一日になった。心から感謝している。皆さんとここにいられることを大変光栄に思う。そしてパドレスファミリーの新たな一員として、今日という日を祝えることをうれしく思う」とフェリシアーノは冒頭の声明で語った。
フェリシアーノはすぐにサイドラー家へ感謝を示し、特にピーター・サイドラーが残した功績に言及した。サイドラーのオーナー時代には、パドレス球団史上最も成功した時代の基盤が築かれた。ジョーンズとフェリシアーノが引き継ぐのは、5年連続の勝ち越しを目前にし、球団史上初となる3年連続のポストシーズン進出を目指すチームだ。
「素晴らしいタイミングで、このレガシーを引き継ぐことになった。しかし、できることはどんな時でもあると思う。自分たちが受け継いだ時よりも、世界を少しだけ良い状態にして残すことはいつでもできる。それが私たちの目標だ」とフェリシアーノは語った。
実際、まだ成し遂げるべきことがある。パドレスは今も球団初のワールドシリーズ制覇を追い求めている。新オーナーの目標は明確だ。
「ワールドシリーズで優勝しなければならない。それだけだ」とフェリシアーノは語った。
もちろん、ジョーンズは曲の中ですでにその目標を明確にしていた。曲のレコーディングではフェリシアーノにも歌声での参加を求めたという。同名の歌手ホセ・フェリシアーノを引き合いに、フェリシアーノは「私にある音楽の才能は名前だけだ」と冗談を飛ばした。ジョーンズのエネルギーは曲が終わっても衰えず、記者会見を通じて会場を満たしていた。
「聞いたでしょう」とジョーンズは笑顔を見せ、声を大きくしながら両腕を高く掲げた。「私たちは勝つ、勝つ――すべてを勝ち取る」
ジョーンズは一瞬間を置き、少し穏やかな口調に戻った。
「できるだけ早く実現することを願っている」
目標は明確。だからこそ、次に必要なのは行動することだ。ジョーンズとフェリシアーノは、その行動がグラウンド上だけにとどまらないことも明確にした。
パドレスは慈善活動を通じ、サンディエゴの地域社会と深い結びつきを築いてきた。ピーター・サイドラーとサイドラー家のオーナー時代には、その関係がさらに大きく強化された。
ジョーンズとフェリシアーノにも、「クワンザ・ジョーンズ&ホセ・E・フェリシアーノ・イニシアチブ」を通じて慈善活動に長年取り組んできた実績がある。
「スポーツは単なるビジネスをはるかに超えた存在だ。地域社会に欠かせない一部であり、パドレスはこの街とコミュニティーを支える柱の一つだ。さまざまな方法で関わっていくことを楽しみにしている」とフェリシアーノは語った。
フェリシアーノは特にパドレス財団に言及し、サンディエゴとバハ地域のためにすでに多くの活動を行ってきた組織とともに、さらに何ができるかを語った。
2人の考えは一致していた。パドレスはすでに素晴らしい活動をしている。だからこそ、それを継続し、さらに拡大する。
「これまで何が行われてきたのかを知らなければ、自分たちに何ができるかをイメージするのは難しい。だからこそ、この地域で、どこで、どのように、どのような活動が行われてきたのか、そしてどこが支援を必要としているのかを確かめたい」とジョーンズは語った。
フェリシアーノはさらに、自分たちが歩んできた道とサンディエゴ・パドレスには共通点があると語った。
「私たちは過小評価されているのかもしれない。パドレスの買収権を勝ち取ったことも含め、多くのことを実現できるとは思われていなかった。それが私たちの原動力になる。このチームにも、同じ粘り強さや立ち直る力、困難を乗り越え、自分たちを過小評価する人々を驚かせようとする同じ意志を感じる。このチームは諦めない。この街も諦めない。そして私たちも諦めない」とフェリシアーノは熱弁した。
