【ブルワーズ3-4パドレス】サンディエゴ/ペトコパーク、8月12日(日本時間8月13日)
パドレスはサヨナラ勝ちで、ブルワーズとの3連戦をスイープ。今回の本拠地6連戦を5勝1敗という見事な成績で締めくくった。
延長11回、ルイス・キャンプサノの安打でソン・ソンムンが生還。今季でも屈指の劇的な一戦となった。
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「素晴らしい試合だった。疲れ果てたよ。私の立場からすると、少し頭を悩ませる展開でもあった。ただ、こういう試合こそ野球に携わる醍醐味だ」とパドレスのクレイグ・スタメン監督は語った。
この日の結果を差し引いても、パドレスにとって今回の本拠地連戦は十分に素晴らしいものだった。そして、最後は格別の締めくくりを果たした。フィリーズとダイヤモンドバックスがともに敗れたため、サンディエゴはナ・リーグのワイルドカード争いで両球団に1ゲーム差をつけた。
待望の休養日となる13日(日本時間14日)を前に、ペトコパークでの一戦から見えてきたポイントを振り返る。
粘りが生んだ八回の同点劇
パドレスは八回、2死走者なしから3人続けて質の高い打席をつなぎ、同点に追いついた。
休養日を与えられていたフェルナンド・タティスJr.が代打で登場し、四球を選ぶと、続くルイス・レンヒーフォも9球に及ぶ見事な打席の末に四球で出塁。ジェイク・クロネンワースを迎えたところで、ブルワーズのパット・マーフィー監督は左腕アーロン・アシュビーを投入した。
クロネンワースも粘り、9球目を一塁方向へ高く弾むゴロにした。打った瞬間から全力疾走しており、ベースカバーに入ったアシュビーはほんの一瞬間に合わなかった。クロネンワースはセーフ。二塁走者のタティスも全力で本塁を狙い、このプレーで生還した。
この打点を記録したクロネンワースは、「まさにあの場面で二塁にいてほしい、完璧な走者だった」と苦笑交じりに語った。
「積極的に行っただけだ。明らかに一塁は際どいプレーになると思った。……一塁で勝負になるのが見えたから、思い切って本塁を狙った」とタティスは話した。
パドレスは一度も外野へ打球を飛ばすことなく、2死から2-2の同点に追いついた。
大一番らしい緊張感
パドレスは球界最高ともいえるブルペンを擁している。27日間で26試合という過密日程を終え、今後数週間はこれまでよりも定期的に休養日が組まれている。
スタメン監督には、今後も積極的な継投策を講じる機会がある。
この日が、まさにそうだった。
新加入のロビー・レイは苦しみながらも4回を2失点でしのいだが、球数は84球に達した。ブルペンには比較的余力があり、翌日は休養日。指揮官に迷いはなかった。
五回からブラジェリー・ロドリゲスを起用し、見事な投球で2イニングを無失点。続くジェレマイア・エストラーダも七回を危なげなく抑えた。最近になって勝負どころを任されるようになったカイル・ハートは、八回に走者を背負いながらも切り抜けた。
これこそが、パドレスの層の厚いブルペンならではの強みだ。リードを許している試合でも、有力な救援投手を投入できる。そして同点に追いついた後は、もちろんメイソン・ミラーとエイドリアン・モレホンにつないだ。
とりわけモレホンの投球は圧巻だった。10回を無失点に抑えると、11回には自動走者による自責点のつかない1点を失ったものの、3つのアウトをすべて三振で奪い、満塁のピンチで追加点を許さなかった。
「ブルペンの投球は本当に見事だった。彼らがシーズンを通してどれほど素晴らしいか、ずっと話してきた。ただ、登板機会も非常に多い。今の彼らが万全の状態というわけではない。それでも残された力を振り絞り、素晴らしい投球を続けている」とスタメン監督は語った。
主役・キャンプサノ
パドレスは九回に勝負を決めるチャンスを得たが、ジェイス・ボーウェンは二度にわたって、あとわずかのところでサヨナラ打を逃した。最初は三塁線へゴロを放ったものの、判定はわずかにファウル。続けて中堅へ鋭いライナーを放ったが、ギャレット・ミッチェルのダイビングキャッチに阻まれた。どちらも抜けていれば、サヨナラの走者が生還していた。
モレホンが好投した直後の10回裏、パドレスは自動走者を生還させられなかった。11回には、ジャクソン・メリルがサヨナラ打かと思われる当たりを放ったが、ルイス・ララの好守に阻まれ、長打にはならなかった。それでも犠牲フライとなって同点の走者が生還し、キャンプサノに打席が回った。
2死2ストライクから、キャンプサノは逆方向へ安打を放った。ララは捕球すると、矢のような送球を本塁へ返したが、わずかに高く浮いた。二盗を決めていたソンは、ラインの内側へ回り込む巧みなスライディングで生還した。
ソンの生還が認められると、キャンプサノはチームメートから手荒い祝福を受けた。キャンプサノは10回表にも走者の盗塁を阻止しており、2025年シーズンの大半を3Aで過ごした捕手は、この1年で大きな成長を遂げている。
「シーズンが進むにつれて、彼は自信を深めてきた。……延長戦で走者の三盗を阻止できたのは非常に大きかった。そして最後にはサヨナラ打だ。今日は攻守にわたる総合力を見せてくれた」とスタメン監督は語った。
