ローマ教皇も思わず驚愕、特別なバットの贈り物

November 29th, 2025
Pope Leo XIV receives a baseball bat that once belonged to Hall of Famer Nellie Fox. (Photo via Vatican Media)

日頃の感謝を伝える季節。あなたは身近にいる野球ファンに、何を贈るだろうか。

サンクスギビングの日、世界で最も有名なホワイトソックスファン、ローマ教皇のレオ14世は初の外遊中、教皇専用機内で多くの贈り物を受け取ったが、その中でも教皇を驚かせた特別な品があった。

それが、CBSニュース海外特派員クリス・リヴセイからの野球バットだった。もちろん、ただのバットではない。ホワイトソックスのレジェンドであり、アメリカ野球殿堂入り選手であるネリー・フォックスが実際に使用したバットだった。

フォックスのイニシャルと背番号が刻まれたバットを受け取り、教皇は思わず「おお、すごい」と声を上げると、続けて「こんなもの、どうやって保安検査を通したのですか?」と冗談を言った。

1955年にシカゴで生まれたレオ教皇は、ホワイトソックス愛を明確にしてきた。今年の初めにはバチカンでホワイトソックスの帽子をかぶって登場。2005年のワールドシリーズ第1戦では球場のスタンドから声援を送り、そのシリーズで球団は1917年以来となる世界一を達成した。また、機会があれば同じ街のライバルであるカブスをからかうこともある。

15回のオールスター選出を誇るフォックスは、MLB19年間のうち14シーズンをホワイトソックスで過ごした。計2470安打を放ち、ア・リーグの最多安打に4度輝いた。1963年シーズン後にアストロズへトレードされた当時、後の教皇である、ロバート・フランシス・プレヴォストは8歳だった。フォックスは1997年、ベテランズ委員会によって野球殿堂入りを果たした。