カブス、ハップが復帰もホッジがIL入り

リードオフマンの復帰でPCAの打順変更

May 20th, 2025

カブスは火曜日、マーリンズ戦を前に複数の選手入れ替えを行い、チームのリードオフマンであるイアン・ハップを10日間の負傷者リスト(IL)から復帰させた。

同時に右の中継ぎポーター・ホッジを左腹斜筋の張りで15日間IL(適用は日曜日に遡る)に登録。さらに、捕手兼指名打者として起用されていたチームのNo.4有望株モイセス・バジェステロスを3Aアイオワに移動させ、右腕イーサン・ロバーツを昇格させた。

ハップは左脇腹の張りによりIL入りしていたが、離脱は短期間にとどまった。今季は開幕から39試合全てで「1番・レフト」で先発し、打率.269、3本塁打、19打点、29得点、OPS.745を記録していた。

「スイングをすれば、自分の身体の状態を確かめることができる」とリハビリを振り返ったハップ。

「質と強度の高いスイングをしっかり積み重ねて、試合のスピード感に近づけるようにしている。もちろん、実際の試合のスピードやワンバウンドの変化球に対するハーフスイングとかは再現できないけど、近づけることはできる。できる限り試合に近い状況を再現するようにいろいろ工夫してきた」と語った。

チームの序盤戦については「非常に素晴らしいシーズンだ」と語り、攻守にわたる完成度の高さを強調。「打撃だけでなく、投手陣の活躍が素晴らしい。2-1、3-1のまま試合を運びながら終盤に追加点を挙げている。あらゆる形で勝てるチームになっている」と、手応えを感じている様子だった。

ハップの離脱中は、ピート・クロウ=アームストロングが1番打者として活躍していたが、この日は打順を6番に下げての出場となった。

一方、ハップの復帰により、21歳のバジェステロスには出場機会が限られる状況となったため3Aに戻ることに。メジャー初昇格となった5試合で16打数3安打(打率.188)、3打点、2四球という成績を残していた。

ブルペンではホッジが5月いっぱいの離脱となる見込み。24歳の右腕は今季19回1/3を投げ、防御率5.12、19三振を記録。ただし、11失点のうち9失点はわずか2試合でのものだった。

ホッジの代わりとして昇格したロバーツは、今季すでに9試合に登板しており、防御率は5.40。今後のブルペン陣のやりくりに注目が集まる。