月曜日、テオスカー・ヘルナンデスが10日間の負傷者リスト(IL)から復帰。これに合わせて、ジェームズ・アウトマンが3Aオクラホマシティに移動となった。
前日にトミー・エドマンも同じくILから復帰しており、両名が揃ってスタメンに名を連ねたのは4月29日以来となる。
この期間に恩恵を受けていたのが、メジャー初昇格を果たしたキム・ヘソンと、中堅から右翼へとスライドしたアンディ・パヘスだ。与えられたチャンスに応え、その穴を埋めてみせた。
そんな中で、主力二人の復帰に伴いドジャースの選手起用に注目が集まっている。
フリードマン球団編成本部長は「(T・ヘルナンデスとエドマンが)いきなり毎試合フル出場をすることはできないだろう。少しずつ交代しながら様子をみて、完全にコンディションが戻れば、そこから誰をどのように起用していくのかを再び考えるつもりだ」とコメントした。
月曜日はパヘスが休養し、エドマンが二塁、キムが中堅、T・ヘルナンデスが右翼で先発出場した。キムとエドマンはいずれも二塁・外野の守備が可能なため、今後の出場機会は流動的になると見られる。
様々な選択肢がある中で、ドジャースのスタメンにどのような顔ぶれが並ぶのか。今後の起用に向けた各ポジションの状況を整理していこう。
二塁手
キムとエドマンはそれぞれ所属リーグでゴールドグラブを受賞した実力者。ドジャースとしては、キムをこの馴染みのあるポジションで起用しながら、対左腕時にはスイッチヒッターのエドマンを起用すると見られている。
実際にここまでの対サウスポーの試合で、キムはスタメン起用が一度もない。エドマンに加え、キケ・ヘルナンデスやミゲル・ロハスもこういった場合の選択肢となるだろう。
外野手
基本的には、左翼にマイケル・コンフォート、中堅にアンディ・パヘス、右翼にテオスカー・ヘルナンデスというのが鉄板の組み合わせで、これが大きく変化することはなさそうだ。
ロバーツ監督も「アンディ(パヘス)は結果を残していて、毎試合出場するに値する選手だ。 トミー(エドマン)には時々休みを与えたいし、テオスカーも徐々に体を戻していく必要がある。マイケル(コンフォート)も今週中に休養日を設ける予定なので、そのローテーションの中で、キムを週3、4試合はスタメン出場させていく方針だ」と述べた。
若手起用とバランス
キムのメジャー残留は、期待の捕手ダルトン・ラッシングの昇格と同様、出場機会と育成を両立させることができるという判断の元で行われている。
「毎試合、レギュラーとして出場することは保証できないが、十分な出場機会はあると考えている。仮に今後、そうでなくなった場合には改めてその時に判断する」とフリードマンは若手への期待を口にした。
