【ヤンキース2-5レイズ】セントピーターズバーグ/トロピカーナフィールド 10月5日(日本時間6日)
レイズは、厳しい相手にも自分たちの野球を貫いた。ア・リーグ地区シリーズ第2戦。レイズはヤンキースのエース、カム・シュリットラーを五回に攻略し、シリーズを2勝0敗とし、あと1勝でリーグ優勝決定シリーズ進出となった。
「今年ずっとやってきたことを、そのままやるだけだった」と、遊撃手テイラー・ウォールズ。
その言葉通り、五回に「やってきたこと」を披露した。
レイズは初回、ヤンキース守備陣のミスから先制した。ヤンディ・ディアスが三塁手ライアン・マクマホンの失策で出塁。ジョナサン・アランダの安打で二塁へ進み、ジュニア・カミネロのゴロを処理したヤンキースの送球ミスで生還した。
ヤンキースはこの回だけで3失策と守備ミスがあったにも関わらず、レイズは1点しか奪えず。四回にはベン・ライスにソロ本塁打を許し、試合は振り出しに戻った。
流れが変わったのは五回。
今季、メジャーで最も三振の少なかったレイズ打線が真骨頂を見せた。
先頭のアランダが安打で出塁すると、カミネロが右中間へ打球速度112.4マイル(約181キロ)の二塁打。無死二、三塁とチャンスを広げた。続くリアム・ヒックスは二塁ゴロに倒れたが、チャンドラー・シンプソンのゴロを遊撃手ジョージ・ロンバードJr.が捕球できず、アランダが生還。レイズが2-1と勝ち越した。
ここでシュリットラーは降板。2奪三振は今季最少で、メジャーでのキャリアでも最少タイだった。エースをマウンドから引きずり下ろした後も、レイズの攻撃は続いた。シンプソンが二盗を決め、ジョニー・デルーカもロンバードの失策で出塁。リッチー・パラシオスが左腕ブレント・ヘイドリックの8球目を中前へ運ぶ2点タイムリーを放ち、4-1と突き放した。
5戦制のポストシーズンで2勝0敗としたチームは、過去93度のうち83度、シリーズを制している。現在の2-2-1方式による地区シリーズでも、本拠地で最初の2試合を連勝したチームは36度中33度が突破している。
レイズは自分たちの強みを存分に発揮し、シュリットラーを攻略し、ヤンキースを追い詰めた。
