【レンジャーズ5-2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、4月12日(日本時間13日)
長いシーズンの浮き沈みとうまく付き合うことは、野球というゲームの特徴の一つでもある。ただ、佐々木朗希にとっては一つ一つの登板、一人一人の打者に対してもその浮き沈みが表れる。
それはこの日のレンジャーズ戦も同様だった。佐々木は4回2失点で、メジャー自己最多となる6三振を奪った一方で、自己ワーストに並ぶ5四球も与えた。
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佐々木の登板は、このような極端な内容になりがちだ。
自己最多となる10人の走者を背負いながらも、失点は三回の2点に抑えた。先頭のエバン・カーターに本塁打を浴び、その後ジョシュ・スミスに2死から適時打を許した。
佐々木はイニングごと、さらには打者ごとに別人のような投球を見せる。初回は先頭2人を安打と四球で出したが、その後3者連続三振。二回は1死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けた。三回は本塁打の後に2アウトを取ったが、その後4者連続出塁を許し、暴投も絡んだ。四回は1死から四球を与えただけで、この日最も安定したイニングだった。
「厳しい場面になると、彼は投げ切る術を見つける。ただ、そうなる前にチャンスを作らせないことが重要。それが一流投手のやることだ」とデーブ・ロバーツ監督は語った。
荒れた内容ではあったが、評価できる点もあった。自己最多となる15の空振りを奪い、速球も90マイル後半(約156〜159キロ)を維持。ただ、日本時代の代名詞だった100マイル(約161キロ)超えはまだ見られていない。
「初回に三振を取って、ランナー得点圏に背負いながらも初回、二回と粘れたところは良かったですし、三振も取れたところは良かったのかなと思ってます」と佐々木は振り返る。
佐々木の球を受けた捕手のダルトン・ラッシングも「悪い登板ではなかった」と評価した。
「もっと積極的に攻めてカウントを有利にすれば、追い込んで空振りも増える。走者がいる場面ではスプリッターやカットボールで先行し、速球やスプリットで空振りを取れていた」
しかし、効率は悪かった。4回を投げるのに94球(ストライク53球)を要し、残り5回はブルペンに委ねた。
「3登板で4回、5回、4回とイニングがそこまで増えていないので、なるべく中継ぎに負担をかけないように、少ない失点で長いイニングを投げることが、結果としてはそこが目標です」と佐々木も悔しさを口にした。
この登板は、メジャー2年目の佐々木が成長すべき点を象徴していた。鍵は一貫性である。試合の最初から最後まで、そして登板ごとに安定した投球を見せることが求められる。
昨年は右肩の負傷で離脱するまで8先発し、5回以降にアウトを取ったのは4試合のみだった。今年も3登板で5回以上を投げたのは1度だけと課題が継続している。
佐々木自身も、チームが求めているのは結果以上に「長いイニング」であることを理解している。それがメジャーの先発投手としての「次のステップ」である。
「彼とはその話をした。ボールを受け取ったら5イニング以上を投げることを目標にしよう、と。それが次のステップだ。必要な場面で粘り強く投げる成長も見られている。それは重要だ」とロバーツ監督は期待を語った。
