バットにキス アクーニャJr.、グリーンモンスター越えの満塁弾

May 29th, 2026

ブレーブス10−2レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク 5月28日(日本時間29日)

久々のアーチにロナルド・アクーニャJr.は感情を爆発させた。

ブレーブスのアクーニャJr.は敵地でのレッドソックス戦の六回、勝負を決定づけるグランドスラムを左翼グリーンモンスター越えに叩き込み、チームを勝利に導いた。

今季3号は、4月24日以来およそ1カ月ぶりの本塁打となった。レギュラーシーズンでは通算4本目の満塁弾で、2023年8月31日のドジャース戦以来となった。

推定飛距離417フィート(約127メートル)の打球を放つと、主砲は打席内で数歩横に動きながらバットにキス。そのまま地面に叩きつけ、ゆっくりとダイヤモンドを回った。

これまでも数々の派手な本塁打パフォーマンスを見せてきたが、この日は安堵と喜びが入り混じったようなリアクションだった。

アクーニャJr.にとって印象深い満塁弾といえば、ルーキーイヤーの2018年ナ・リーグ地区シリーズ第3戦。ドジャースのウォーカー・ビューラーから放った一発は多くのファンの記憶に残っている。

2023年には史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成し、ナ・リーグMVPを受賞したシーズンは、まるで当たり前のように本塁打を打っていた。しかし、2024年に左膝前十字靱帯を断裂。3年前には右膝も同じ大けがを負っており、本来の姿を取り戻す戦いが続いている。

今季も打率.240、OPS.724と本調子には届かず、5月2日には左ハムストリングを痛めて離脱。19日に復帰した後も、この試合前までは30打数5安打、長打は二塁打1本だけだった。

それだけに、この満塁弾には大きな大きな意味があった。

ブレーブスは、ボールドウィンの負傷離脱して以降、3度目の完封負けを喫していたが、この日の勝利でカード負け越しを回避。

それ以上に大きかったのは、アクーニャJr.とオジー・アルビーズが不振から抜け出しつつある兆しが見えたことだ。

アルビーズは三回、レッドソックス先発ペイトン・トールから二塁打を放ち、この日は3安打を記録。5月4日のシアトル戦で本塁打を打って以来、これが初の長打だった。さらに九回には今季9号本塁打も放ち、復調を印象づけた。

マット・オルソン、ロナルド・アクーニャJr.、オジー・アルビーズは、このボストンでの3連戦でそれぞれアーチを描いた。

ワイス監督は、常に相手に脅威を与える1番打者アクーニャJr.が安定して結果を残すことで、打線全体にもいい影響が広がることを期待している。

「何人かの選手は、いろいろ試しながら自分の形を探しているところなんだ。だからこそ、ロニー(アクーニャ)がああいう打球を飛ばすのを見るのは、本当に素晴らしいことなんだよ」