【ブレーブス5-4フィリーズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月6日(日本時間9月7日)
フィリーズファンはロナルド・アクーニャJr.を憎むことが大好きで、そんなブレーブスのスターも悪役を演じることを楽しんでいる。
「いつも僕にブーイングしてくる。それを楽しんでいるよ」と、アクーニャは笑顔で語った。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
この週末を通じてアクーニャに浴びせられてきたブーイングは、この日さらに大きくなった。八回、同点3ランを放つとゆっくりとダイヤモンドを一周。今度はダグアウトの外まで出て、いら立つファンへ手を振り、自らカーテンコールまで演出した。
「フィラデルフィアのファンはブーイングしてくれるから大好きだ。それがモチベーションになる」とアクーニャは話した。
タイラー・マーリーが6回を好投し、ディラン・リーは八回を無失点に抑え、復調の兆しを見せた。オースティン・ライリーが九回に決勝三塁打を放って接戦を制した。チームは現在、ナ・リーグ東地区で2位フィリーズに5ゲーム差をつけている。
地区首位の座を固めただけでなく、今季のフィリーズ戦を7勝2敗としてシーズン対戦成績での勝ち越しも決めた。両軍の今季の直接対決は残り4試合。最終成績が同率になった場合、このシーズン対戦成績がポストシーズンに向けた順位決定のタイブレーカーとなる。
「いいシーズンを送るには、後から振り返って『どうやってあの試合に勝ったんだ?』と思うような試合が、いくつか必要になる」とブレーブスのウォルト・ワイス監督は語った。
七回にデレク・ヒルとカイル・シュワーバーがディラン・ドッドからそれぞれソロ本塁打を放ち、フィリーズが4-1とリード。終盤にして、ブレーブスに不利な流れだったことは間違いない。実際八回の先頭でライリーが外野フライに倒れたとき、フィラデルフィアの勝利確率は95%だった。
しかし、その3打者後、アクーニャがアレックス・マクファーレンの100.5マイル(約161.7キロ)の速球を捉えて同点にすると、勝利確率は55%まで低下した。
「偉大な選手は大事な場面で力を発揮する。あれは本当に大きかった」と指揮官は話した。
アクーニャが本塁打にした球は、2008年にピッチトラッキングが始まってから、ブレーブスの選手が本塁打を放った投球として、史上3番目に速かった。上位は、2021年9月1日にエディ・ロサリオが打った101.2マイル(約162.9キロ)と、2022年4月10日にマット・オルソンが打った101マイル(約162.5キロ)だ。
なぜ7球続けて速球を投じたのかと問われたマクファーレンは、ただ積極的に攻めることが狙いだったと答えた。少し前までのアクーニャだったら、その攻め方は通用していたかもしれない。
しかし、不振のため休養が与えられた8月27日以降、多くのことが変わった。当時、フォーシームに対しては111打数12安打、打率.119にとどまっていた。8月28日以降、34打数17安打、打率.500、二塁打3本、本塁打3本を記録している。この期間はフォーシームに対しても12打数6安打、打率.500だ。
「本調子の時(のアクーニャ)は、本当に特別だ。高めの外角に来た101マイル(約162.5キロ)だよ。それを力強く引っ張って左中間へ運ぶには、特別な選手でなければならない」とライリーは語った。
アクーニャはスタットキャスト推定414フィート(約126.2メートル)の一発を打席から見届けた。前日同様、三塁手前ではいつもの「ユーロステップ」を披露し、本塁へ向かいながら両手で耳を覆った。
一周に要した時間は32.36秒。本塁打かどうかの判定が争われなかった一発としては自身のキャリアで3番目に遅く、今季では最もゆっくりだった。8月6日のマーリンズ戦での一打では、33.44秒を要していた。ただしそのときは、打球が外野手2人のグラブに当たってからフェンスを越えたことが分からず、一塁で一時停止していた。
「大きな試合になると、さらに一段上のレベルへ行く。本当に特別だ。まだ上のレベルがあるとは思わなかった。特別なものを見ることができているね」とマーリーは語った。
