新人王候補スチュワート、30号・100打点到達で歴史更新続く

August 29th, 2026

【レッズ5-17カブス】シカゴ/リグレーフィールド、8月29日(日本時間8月30日)

ナ・リーグ新人王争いは、シーズン最後の1カ月まで接戦が続く可能性がある。しかし、レッズの一塁手サル・スチュワートには今、ほかの候補にはない後押しがある。

それは”歴史”だ。

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チームは大敗したものの、三回に今季30号を放ち、ルーキーシーズンに新たな記録を加えた。ケビン・ゴーズマンから左中間へ運んだ2ランで、2点差まで詰め寄った。

「“よし、これで試合になる”と思った。彼は新人として信じられないようなシーズンを送っている。毎日のように誰かが彼について質問してくるが、その理由はよく分かる」とテリー・フランコーナ監督は語った。

22歳の内野手は、球団史上2人目となる新人でのシーズン30本塁打を達成した。過去には殿堂入り選手のフランク・ロビンソンが、1956年に38本塁打を放っている。

MLBトップの104打点も記録しており、30本塁打、100打点を同一シーズンに達成したレッズの新人は初めてだ。

「本当にクールなことだ。でも、シーズンが終わった後、時間を取って振り返ると思う。今日は完膚なきまでにやられたからね。恵まれていると思うし、シーズン後に喜びをかみしめるよ」とスチュワートは語った。

新人で30本塁打、100打点を達成したのはMLB史上14人目。新人王が創設された1947年以降、この記録を達成した直近9選手は全員が新人王を受賞している。

その9人は、ウォルト・ドローポ(1950年)、ロン・キトル(1983年)、ホセ・カンセコ(1986年)、マーク・マグワイア(1987年)、マイク・ピアザ(1993年)、アルバート・プホルス(2001年)、ホセ・アブレイユ(2014年)、アーロン・ジャッジ(2017年)、ピート・アロンソ(2019年)だ。

七回にも2死から中前打を放ち、この日は4打数2安打。現在は今季2番目に長い13試合連続出塁中で、この期間は53打数17安打(打率.321)、出塁率.362、4本塁打、13打点を記録している。

「新人は8月や9月に、いわゆる“新人の壁”にぶつかるものだが、彼の打席内容はさらに良くなっているように見える」と守護神エミリオ・パガンは前日に語っていた。スチュワートは同日、10-8で勝利した試合で、本塁打を含む2安打を記録していた。

スチュワートは今季136試合すべてに出場し、打率.265、OPS.821。レッズの選手がシーズン30本塁打を達成したのは、ジョーイ・ボット、ニック・カステヤノス、エウヘニオ・スアレスがそろって記録した2021年以来となる。

「自分がやってきたことを続けているだけだ。オフシーズンにはトレーニングを重ね、トレーナーが準備を整えてくれる。僕とマニー・マチャドは、162試合を通じてプレーできるように体をつくっている。結局はオフシーズンに何をしてきたかだ。この時期にもプレーを続けられるよう、人より多く練習してきたと感じている」とスチュワートはシーズン終盤の好調について語った。

64勝72敗で優勝争いから遠ざかっており、2027年の打線がどのようなメンバーになるかは不確定だ。それでも、スチュワートが中心になることは間違いない。

前日にはジム・グリーングラスが1953年に記録した100打点を上回り、球団新人最多打点記録も更新。MLB打点王としてシーズンを終えれば、新人としては1939年のテッド・ウィリアムズ、1950年のドローポに続く史上3人目となる。

「見事だ」とレッズ先発のアンドリュー・アボットは語った。アボットは四回途中までで、今季ワーストに並ぶ7失点。ピート・クロウ=アームストロングがこの試合で放った3本塁打のうち2本を許した。「悪い試合があっても立ち直る力、大事な場面での勝負強さ、そしてDHでも一塁でも三塁でも二塁でも、毎日準備を整えて球場へ来る姿勢が素晴らしい」

「この世界では、毎日試合に出られること自体が非常に重要だ。目の前に何があるか、誰が投げるか、どのチームと対戦するか、天候がどうかにかかわらず、毎日結果を残せる。そのすべてを踏まえて考えれば、本当に見事だ」