【タイガース1-3ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、9月19日(日本時間9月20日)
地区優勝に向け、負けられない戦いが続くホワイトソックス。この日は、オールスター三塁手のミゲル・バルガスが走攻守で存在感を発揮し、チームを勝利に導いた。
前日の試合で痛恨の逆転負けを喫し、ア・リーグ中地区でゲーム差1の2位に後退したサウスサイダーズがまさに必要としていたプレーだった。
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「こういう瞬間のために練習している。毎日起きて、懸命に努力するのもそのためだ。仲間たちは毎日、自分を成長させてくれる。個人成績について考えたことはない。グラウンドへ出てチームのために最善を尽くし、楽しみながら、常に全力でプレーしたいだけだ」とバルガスは話した。
そうした目標を持つバルガスにとって、まさに理想的なチームだ。
まずは打撃から見てみよう。バルガスは六回、チーム最多となる今季33号本塁打を放ち、ホワイトソックスのリードを2点に広げた。一回にはジャクソン・ジョーブから四球を選び、二盗に成功した後、村上宗隆の安打で生還した。
この走塁により、バルガスはシーズン30二塁打、30本塁打、20盗塁、100得点をすべて達成したホワイトソックス史上初の選手となった。この日終了時点で20盗塁、101得点。シーズン30二塁打、30本塁打、20盗塁を記録した球団の選手としては、親しい友人で元チームメートのルイス・ロベルトJr.(2023年)、マグリオ・オルドニェス(2001年)に続く3人目となった。100得点は、2006年のジム・トーミ(108得点)とジャーメイン・ダイ(103得点)に次ぐ球団3位の記録だ。
「バルガスは最高だ」と、勝利投手となった先発のショーン・バークは話した。「シーズン終盤に入ってからは攻守両面でさらにギアを上げており、非常に大きな存在だ。今日の走塁もそうだ。彼のプレーぶりを、みんな本当に喜んでいる」
バークは6回、5安打、1失点、5奪三振、3四球で、今季10勝7敗とした。ホワイトソックスの先発投手が6回を投げ切ったのは、バーク自身が達成した8月21日以来。四回にはバルガスが飛び込んで打球を止め、村上へ送球。ディロン・ディングラーの同点適時打になりそうな当たりをアウトにして攻撃を終わらせた。ブルペンを休ませる必要がある中でバークは好投したが、六回にはウィル・ベナブル監督の判断にも救われた。
ホワイトソックスが2-1とリードした六回2死満塁。バークの投球をブレット・キャラハンが空振りし、ボールが後方へそれたため、一見すると暴投で三塁走者ライリー・グリーンが同点のホームを踏んだように見えた。しかしホワイトソックスは、投球が実際にはキャラハンに当たっていたとしてリプレー検証を要求。判定は覆った。
再び与えられた機会で、バークはキャラハンを三振に仕留めた。右腕は喜びをあらわにしながらマウンドを降りた。
「全体的に不自然に見え、われわれにもはっきり分からなかった。ファウルかもしれないとも思った。チャレンジを残していたので、(リプレー検証担当に)判断を任せた。間違いなく大きなプレーだった」と指揮官は語る。
「チャレンジがなくても、踏ん張らなければならない場面だった。判定が覆らなければ、同点のまま保つだけだった。命をもう一つもらったようなものだ。もう一度、こちらに流れを引き寄せ、リードを守る機会を得たと分かった。そうなれば、あとは集中して一球を投げ込むだけだった」とバーク。
これでホワイトソックスは79勝76敗となったが、ガーディアンズもアスレチックスに12-6で快勝したため、ア・リーグ中地区ではガーディアンズを1ゲーム差で追っている。ワイルドカード3番手では、レンジャーズに1.5ゲーム差をつけている。
バークの後を受けたノア・シュルツは1回2/3で4三振を奪い、その後はグラント・テイラーへつないだ。テイラーは最後の四つのアウトを取り、今季10セーブ目を挙げた。2日前の勝利でも2回1/3を投げてセーブを記録したが、残り7試合となった今は、一試合一試合どころか、一つひとつのイニングがプレーオフのようだ。
そんな緊張感に満ちた戦いが続く中でも、ホワイトソックスは自信を持っているように見える。
「100%だ。全員が大きな自信を持ち、懸命にプレーしている。同じ方向へ力を合わせている。ここでは誰もが個人的なことを脇に置いている。どのような仕事を果たすかは関係ない。見栄えが悪くてもいい。今日は自分にとって少し苦しい投球だったが、それも関係ない」とバークは語った。
