大谷2発&T.ヘルナンデス2発、打線爆発でWCS初戦を大勝

先発スネル好投もブルペンは不安な内容に

October 1st, 2025

ドジャース10-2レッズ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、9月30日(日本時間10月1日)

ドジャースとレッズのワイルドカードシリーズ(WCS)初戦は、ホームチームの特徴が良くも悪くも出た試合となった。

初回、先頭の大谷翔平(31)が打球初速117.7マイル(約189.4キロ)のライナーを右翼席へ叩き込み、”花火大会”を開演。レッズの先発ハンター・グリーンの100.4マイル(約162キロ)のフォーシームを完璧に捉えた。

ドジャース打線は大谷に続くように爆発。三回、2四球でチャンスを作ると、テオスカー・ヘルナンデスが2球目を捉え、レフトへ3ランを叩き込み、続くトミー・エドマンもソロを放ち、2者連続弾で一気に5-0とリードを広げた。各地で投手戦が繰り広げられる中、レッズのエースを3イニングでノックアウトした。

“花火”はまだまだ上がった。T.ヘルナンデスは五回2死から、ライトへソロを放ち、2本目。六回には2死一塁から、大谷が右中間スタンドの上段まで運ぶ特大の2ランを放った。場外本塁打を思わせるほどの”大花火”になった。

先発のブレイク・スネルは大量援護も不要と言わんばかりの快投。七回に3安打で2点を失うまでは、6イニングをわずか1安打に抑え、レッズ打線を圧倒した。7回91球を投げ、4安打、9三振、2失点でマウンドを降りた。

七回にも2点を加え、10-2と大量リードで八回に突入。しかし、リリーフ投手陣は、レギュラーシーズンから続いて不安定な投球。アレックス・ベシアとエドガルド・ヘンリケスの2人で1アウトしか奪えず、2安打、3四球で2失点。1死満塁で登板したジャック・ドレイヤーも押し出しで1点を与え、10-5と詰め寄られた。

ドジャースタジアムは不穏な空気に包まれたが、それ以上の失点は許さなかった。最後はブレイク・トライネンが九回を締め、WCSの初戦を制した。3試合制のWCSは、第1戦を勝利した20チーム中18チームが次ラウンドに進んでいる。第2戦は山本由伸(27)が先発する。