ドジャースの今季は15日夜(日本時間16日)、終了した。大谷翔平(32)はネクストバッターズサークルに立ち、次の打席を待っていた。
二刀流としての今季は、左膝の炎症と右上腕二頭筋の炎症を中心とする複数の負傷により、事実上7月で終わった。投手としての登板継続が難しくなり、打撃にも影響が及んだ。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ中には、スタメンから外す案も検討されたと報じられた。それでも第3戦では6番で出場し、第4戦では定位置だった1番へ戻って本塁打を放った。
大谷は来季に向けた意思を明確にした。打者と投手、両方で再びプレーしたいと考えている。
ブルワーズに4-6で敗れ、ドジャースのシーズン終了が決まった試合後、2027年に登板する予定かと聞かれ、大谷は以下のように答えた。
「そうですね、はい、全部(投手と打者)やるつもりで、もちろん。より良いシーズンになるように頑張りたいなと思っています」
一方、投手復帰へ向かう過程で、オフシーズン中に何らかの処置を受ける可能性は現時点で明確ではない。
「体のことに関してはこれから、オフシーズンに入るのでそれ(治療法や回復方法の決定)はまたこれからになるかな、と。今の段階では特に何も(決まっていない)。治療も含めてどうなっていくのかっていうことはまだちょっと分からない」
大谷は今季、登板できた試合では圧倒的な投球を続けた。85回2/3を投げて防御率1.79、被打率.179に抑えた。しかし、6月11日(同12日)から左膝に痛みを抱え、7月3日(同4日)が最後の登板となった。
6月10日(同11日)から最後の登板までの4先発では、24回2/3で自責点12。その前までの61回では、わずか自責点5に抑えていた。9月には右上腕二頭筋の炎症で15日間の負傷者リスト入り。最短の15日で復帰し、負傷者リスト入りは約3年ぶりだった。
大谷は15日(同16日)、投手として迎えた今季終盤を振り返った。
「ポストシーズンでまず投げられていないですし、最後の1カ月もそうですけど、そこはまず自分の中で、不甲斐ないなというか、不満があるポイントではある」
地区制が導入された1969年以降、通算500回以上を投げた先発投手で、大谷の通算防御率2.83を上回る成績を残している投手は3人だけだ。ジム・パーマー(81)の防御率2.80、ジェイコブ・デグロム(38)の防御率2.73、クレイトン・カーショー(38)の防御率2.53となっている。
MVPを4度受賞している大谷は、エンゼルス時代の2022年にア・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入った。ドジャース移籍後のポストシーズンでは通算20回1/3を投げ、28三振をマークしている。
今季は夏以降、体の状態が整わず、投手としてチームに貢献できなかった。来季は再びマウンドに立ち、二刀流で戦えるシーズンを目指す。
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