”リアル二刀流”大谷、2ラン放つも今季ワースト4失点

June 11th, 2026

ドジャース8-9パイレーツ】ピッツバーグ/PNCパーク、6月10日(日本時間11日)

大谷翔平はマウンド上で久しぶりに”人間らしい”一面を見せた。そして、後を受けたドジャースブルペンはリードを守りきれず、パイレーツに逆転負けを喫した。

大谷は6回2/3を投げ、今季ワーストの4失点(自責点3)。それでも降板時点ではドジャースが6-3とリードしており、勝利投手の権利を持っていた。クオリティースタートではあるが、大谷の基準からすれば苦しい登板で、防御率0.74から1.06に上がった。

デーブ・ロバーツ監督は大谷の指先に水ぶくれのようなものができていたと語ったが、本人は影響はないと説明した。

「(指の影響は)あんまりないですかね。最後も一、二塁で2つ(アウトを)取ってから、際どいところに(投球が)いってたので、チャレンジしようかどうか迷いましたけど、信じてチャレンジをした方が良かったのかなとは、結果的にはそういう感じかなと思います」

そう大谷が語るのは、ラウとの最終打席。七回、先頭から四球と安打で走者を出すも、その後は2者連続三振で2死一、二塁とした。ラウに対して、大谷は1球目と3球目で際どいコースへ投球。ABSチャレンジをリクエストするか悩み、合図を送りかけたが、結局はしなかった。

「基本的にはキャッチャーが(ABSチャレンジを)やるという方針ではあるので、相当自信がない限りはやらないんですけど、シチュエーションがシチュエーションだったのでやってもよかったのかなと、今思えばそういう感じかなと思います」と振り返った。

球団によって、ABSチャレンジの主導権が誰かは異なる。捕手のフレーミングや感情によって、投手は客観的な判断が難しくなるため、捕手に任せるというチームも多い。

大谷の降板後、アレックス・ベシアが後を受けたが、三塁マックス・マンシーのエラーで走者が還り、スコアは6-4と2点差。これにより、大谷に4失点目が記録された。

さらにパイレーツは八回、新人タイラー・キャラハンがカイル・ハートから3ランを放ち、7−6と逆転。キャラハンは四回にも大谷から本塁打を放っており、メジャー初本塁打だった。同じく八回には、ホーウィッツがドライヤーから2ランを放ち、リードを3点にに広げた。

九回、大谷がセンターへの2ランを放ち、ドジャースは1点差まで詰め寄った。しかし反撃は及ばず。アンディ・パヘスとフレディ・フリーマンは3球で打ち取られ、シリーズは1勝1敗のタイとなった。

大谷は三回に逆方向へ本塁打性の打球を放ったが、レイノルズの好捕で阻まれていた。「打った感じは入るだろうなとは思ったので、捕られてなければもちろん入ってたのですけど、素晴らしい守備だったなと思います」と惜しい一打を振り返った。