大谷翔平(31)が24日(日本時間25日)、2026年3月に開催される第6回ワールドベースボールクラシック(WBC)に参加することを自身のインスタグラムで発表した。
「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」と一文をつづった。
2大会連続2度目の出場となる。2023年の前回大会ではMVPを獲得し、日本代表・侍ジャパンを3大会ぶり3度目の優勝に導いた。
3月5日のプールCの開幕まで100日となった日に合わせるように再び、日の丸を背負う意思を公式に表明した。2023年大会では、打者として全7試合に出場し、打率.435、1本塁打、8打点。投手としては先発2試合、決勝でのクローザーを合わせ3試合で2勝1セーブ、防御率1.86で大会MVPに選出された。
11月13日のナ・リーグMVP発表時には、参加を明言しなかった。以下のように慎重に言葉を選でいた。
「WBCに関してはまだ、球団を通してというか、個人間ではちょっとやり取りができないので、球団からどうなるか、というまずは連絡を待っている。みんなそういう段階じゃないかな、と思うので、まだこれから先に(出場の可否が)決まっていくことなのかな、と思っています」
だが、熱い思いは前回の優勝直後の会見から不変だった。
「3年後のWBCは出たいか?」
そう聞かれると迷いのない言葉を続けた。
「出たいですね。僕自身がまずは一定のレベルに居続けるというのが条件ですし、もちろんそうなるように、最善の努力を毎年したいなと思います」
WBCで優勝した2023年シーズンから、3年連続でMVPを獲得(23年エンゼルス、24-25年ドジャース)。直近2シーズンはドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献した。今季は、2度目の右肘手術から投手として復帰。球速は100マイル(約161キロ)を超え、100球を投げるスタミナも取り戻した。打者としては、自己最多の55本塁打を放つなど充実のシーズンを送った。
大会連覇を目指す次回WBCは、いわば国民的行事だ。米国代表にはナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕、ポール・スキーンズ(23)が参加表明。キャンプテンは、今季のア・リーグMVP、アーロン・ジャッジ(33)が務める。60本塁打のマリナーズ、カル・ローリー捕手(28)も参加表明済みだ。ドミニカ共和国代表には、フアン・ソト外野手(27)、フェルナンド・タティスJr.外野手(26)、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手(26)らの豪華メンバーの参加が期待される。
大谷の参加表明で、連覇へ向けた侍ジャパンの最強メンバーの編成が動き出した。各国のトップ選手の参加交渉は今後本格化し、最終的な顔ぶれが間もなく出そろう。前回大会の主役が再び集う大会で、日本は通算4度目の世界一へ挑戦する。