次世代スターのキャロルとPCA、米国代表としてWBC出場表明

November 14th, 2025

メジャーを代表する若手スターの2人がMLBアワードの場で新たなニュースを届けた。

コービン・キャロルピート・クロウ=アームストロング(PCA)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で米国代表でプレーする意向を示した。すでに代表入りを表明しているア・リーグMVPのアーロン・ジャッジ、カル・ローリー、ポール・スキーンズとともに、マーク・デローサ監督のロースターに名を連ねる。

「チームにはエネルギーも若さも必要だ。右翼にはア・リーグMVPが立つけれど、若い力でホームランを狙ってほしい」とデローサ監督。

発表後、デローサ監督はキャロルとクロウ=アームストロングを壇上に呼び、『Team USA』のユニフォームを手渡して正式に迎え入れた。

指揮官はPCAに「ホームランダービーの時に話したけど、やっぱり呼ぶことになったね」と笑いながら話しかけた。

「『呼んでくれるならもちろんやります』って言ったけれど、国のためにプレーするのが一番ワクワクするし、カルやキャロル、ジャッジと一緒にプレーするのが楽しみ」と笑顔で応じた。

デローサ監督が「WBCの間、髪に星条旗カラー入れるの?」と冗談交じりに聞くと、クロウ=アームストロングは「必要ならやります!」と笑顔で答えた。

キャロルは、デローサ監督から電話を受けたとき、ちょうどフットボールを観ていたという。
司会のロイ・ウッドから「オフの準備に影響するけど、決断は難しかった?」と聞かれると、キャロルは「全然迷わなかった。本当に楽しみ!」と即答した。

代表入りの発表から間もなく、クロウ=アームストロングとキャロルは2025年オールMLBのセカンドチームに選出された。一方、ジャッジ、ローリー、スキーンズはオールMLBのファーストチームに選ばれている。

今季のア・リーグMVP投票でジャッジに次ぐ2位に入ったローリーは、7月にすでに米国代表でのプレーを決定済みで、本人もこのチャンスを「特別な機会」と表現する。

「電話が来た瞬間に迷わず『イエス』と答えたよ。国を代表して、野球で一番大きな舞台に立てるなんて、本当に楽しみ。世界最高の選手たちと一緒にプレーできるのもワクワクする」

米国代表のGMを務めるマイク・ヒル氏もデローサ監督とともに壇上に立ち、今回の発表を行ったが、「WBCに向けて、できるだけ早く最高の選手たちを集めたかったので、本当にラッキーだ」と笑顔で語った。