パイレーツの剛腕スキーンズ、米国代表に名乗り

先発ローテーションの柱を担う

May 13th, 2025

ワールドベースボールクラシックの米国代表に最強選手がもう一人加わった。

パイレーツのスター選手、ポール・スキーンズは13日(火)、MLBネットワークで来年の大会で米国代表として出場すると発表した。

ルーキーイヤーの昨年11勝3敗、防御率1.96でナ・リーグ新人王に輝き、今季もここまで3勝4敗ながら、防御率2.63と好投を続ける。

スキーンズは空軍士官学校で大学野球をプレーし、現在はゲイリー・シニーズ財団で退役軍人、救急隊員、その家族を支援する活動に携わるなど、愛国心が強いことでも知られる。

「高校時代の夢はメジャーリーガーではなく、ジェット機の操縦士だった。でも前回大会を見て、『もし代表に選ばれたら絶対に断らない』と決めていた」

その前回大会、日本との決勝では大谷翔平がマイク・トラウトを三振に打ち取ろという史上最高の対決で幕を閉じた。

「(大谷とトラウトの)対戦は本当にすごかった。野球史上最大で最高の瞬間だったと思う」

米国は2017年大会以来の優勝を目指してチーム編成を行なっている。チームを率いるのは前回大会に続き、マーク・デローサ監督で、アーロン・ジャッジが主将を務める。米国代表は2026年WBCのプールBに所属し、来年3月6日から11日までヒューストンでの第1次ラウンドに臨む。