【パイレーツ2-0カブス】シカゴ/リグレーフィールド、4月10日(日本時間11日)
カブスの今永昇太が、パイレーツとの3連戦の初戦に先発。相手を寄せ付けずに、6回100球、無安打無失点、1四球、9三振と圧巻の投球を見せた。自己ベストの18度の空振りを奪い、相性の良いパイレーツ(通算防御率0.28)を再び圧倒した。
しかし今永の降板後、リリーフのケイレブ・シルバーが対戦した最初の2打者に安打と本塁打を許し、2失点。パイレーツ打線はファウル(29球)で今永に対して粘って六回で降板させたことで、勝利を手繰り寄せた。
カブスは2024年に、今永が先発したパイレーツ戦で継投ノーヒッターを達成していたが、この日も同じ結果とはならなかった。
昨年はケガにも苦しみ、オフには新天地を探す可能性も噂された今永。結局はクオリファイングオファーを受諾し、カブスへの残留を決めた。勝負の3年目で今永は素晴らしいスタートを切っており、特に直近2登板は計11イニングで3安打1失点としている。
今季ここまで光っているのが、球速を上げた直球だ。昨年は平均が90.8マイル(約147キロ)で、昨季終盤に「ストレートが本塁打にされている」と本人も語っていたように、課題となっていた。
しかし、今季は昨季比で1.4マイル(約2.3キロ)上げ、平均92.2マイル(約149.3キロ)まで上昇。この日も、最速93.8マイル(約151キロ)をマークし、低めに集めたスプリットとの組み合わせでパイレーツ打線を翻弄した。
球速の上昇の要因の一つと考えられるのが、アームアングルの改善だ。昨年の36度から41度まで上がっており、2024年に近いリリース角度(40度)に戻している。
二回には、2死から四球でこの日唯一のランナーを許し、MLBトップ有望株のコナー・グリフィンと対戦。カウント1-2から高めの直球で空振りを奪い、この日2つ目の三振でイニングを終えた。
また、この日は右膝の負傷から鈴木誠也が復帰。「5番・右翼」で出場し、3打数1安打、1四球だった。