今永、5回7安打1失点の粘投「ここにいられることは誇り」

4:05 AM UTC

カブス0-4レッズ】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、7月10日(日本時間11日)

今永昇太は、結果が伴わない夜であっても、自分の価値を証明しようと常に努めている。この日もまさにそんな登板だった。

2026年オールスターは7月14日(日本時間15日)開催!

今永(5勝8敗)は5回を投げて7安打を許しながら、1失点に抑えた。5三振を奪い、四球は1つだった。敵地での3連戦初戦でカブスは0-4で完封負けを喫し、左腕は敗戦投手となった。

今永の個人成績は3試合の負け越しとなっているが、カブスがローテーションの主力3人を欠く中、先発として質の高い投球を続けている。今季19先発はチーム最多で、次に多いエドワード・カブレラとコリン・レイを5試合上回っている。

「結果が出る出ないはもちろんあるんですけど、それより前にこの場に立つっていう、次のマウンドに上がるってことがどれほど難しいかをこの3年間で分かっているので、もちろん結果が出なくて苦しい時もありますけど、マウンドに上がってしっかり色んなチャレンジをすればその努力は報われると思うので、今ここにいられることは誇りに思っています」

今永は序盤から何度もピンチを切り抜けた。最初の4イニングはいずれも少なくとも1安打を許し、一回と三回には一、二塁のピンチをしのいだ。

最初の5イニングで今永が犯した唯一の致命的なミスは、五回先頭のエリー・デラクルーズに投じたカウント0-1からの速球だった。捕手カーソン・ケリーはストライクゾーン上部への速球を要求したが、今永は十分に高く投げ切れず。デラクルーズはそれを引っ張り、打球速度108.5マイル(約174.6キロ)で左中間席の最前列へ運んだ。今季15号で、ホームチームが1-0と先制した。

「もう少し高めに投げるべきでしたし、低めのスプリットなのか高めのまっすぐなのかどっちを狙っているのかっていうのは自分も分からない中で投げていたので、低めのスプリットを投げるにしてもボール球(に投げるべき)だし、高めのまっすぐを投げるにしてももっとボール球に投げるべきだと思う」と今永振り返った。

「今夜の今永は素晴らしい投球をしていた」と、五回の打席を迎えるまで今永に12打数無安打に抑えられていたデラクルーズは語った。「本当に良い投球をしていたから、彼を攻略できたことはとても大きかった。あれが自分にとって初めての一打でもあった。これまではずっと抑えられていたけど、今回は自分が打てたので良かった」

その2死後、JJ・ブレデイが右翼線のファウルゾーン深くへ飛球を引っ張った。鈴木誠也はフェンス際で捕球したようにも見えたが、判定はファウル。カブスは観客による守備妨害を主張してチャレンジした。

5分以上に及ぶ長いリプレー検証の結果、打球は最初にパッドへ当たってから鈴木のグラブに入っただけでなく、壁に接触する前に観客の指先にも触れていたことが判明した。しかし、観客はフィールド内のプレーを妨害していないと判断され、ボールデッドのファウルという判定になった。

今永はその長い中断の後も立て直し、エウヘニオ・スアレスを三振に仕留めて5回を終えた。

一方、鈴木を除けば、カブス打線はハンター・グリーンを攻略できなかった。

鈴木はグリーンからカブスが放った3安打のうち2本を記録した。二回先頭で左前打を放ち、七回1死ではジャンプして捕球を試みたエドウィン・アロヨの頭上を越える安打を放った。レッズの右腕は7回無失点、3安打、12三振をマーク。カブスは打線はこの日今季最多となる16三振を喫した。

レッズは今永が降板後の七回に3点を追加。良い状態でオールスターブレイクに入りたい。

「何試合か連続で打たれてしまうという苦しい時も過ごしましたけど、他のチームメイトのおかげで今ここにいられてますし、しっかりとオールスターブレイクで自分の後半戦に向けてやるべきことを整理して、後半戦しっかりとケガなくローテーションを守りたいと思います」と今永は後半戦への意気込みを語った。