8月3日のトレード期限以降、メッツが好調だ。パドレスとのシリーズ最終戦を前に10勝4敗と、ここにきて勢いが出てきた。
オーナーのスティーブ・コーエン氏も、最近の戦いぶりには手応えを感じている。特に、カーソン・ベンジやA・J・ユーイングといったルーキーの台頭を喜んでおり、2027年に向けても明るい見通しを持っている。
「若い選手たちが出てきてくれるのを見るのは楽しいね。彼らはこれまで努力してきたし、自分たちがいい選手だということも示し始めている。ファンにとっても楽しいことだ。負けるより勝つほうがいい。チームに少しずつ活気が出てきたし、この勢いがシーズン最後まで続いて、来年につながるいい感触を得られればと思っている」
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一方でコーエン氏は、来季に向けてチームを立て直すうえで、野球部門トップのデビッド・スターンズ氏を引き続き支持する考えを改めて示した。そのうえで、今季の編成についてはフロントの判断に問題があったことを認めた。
コーエン氏は開幕前に行った一連の大きな変更が問題だったと指摘した。
メッツはカルロス・メンドーサ監督のコーチングスタッフを刷新。ブランドン・ニモをレンジャーズへ放出して二塁手マーカス・セミエンを獲得し、ピート・アロンソとは再契約せず、オリオールズへの移籍を許した。さらに、新たに加わったセミエン、ホルヘ・ポランコ、デビン・ウィリアムズらも、不振や負傷に苦しんでいる。
「デビッドは頭がいいし、自分の仕事をよく分かっている。適応力もあるし、失敗からも学んでいる。振り返ると、リスクを取りすぎた。これだけ大きな変更を一度に行えば、チームに浸透するまで時間がかかることもある。そこは今回見えてきた課題で、もっと良くできた部分だと思う」
さらに、選手やコーチ陣を入れ替えたうえで、負傷歴のある選手も加えたことで、リスクが重なったと説明した。
「新しい選手を加え、コーチングスタッフも変え、さらに負傷歴のある選手も加える。そうやってリスクが重なった。もちろん、それで必ず悪い結果になるわけではない。ただ、結果の振れ幅が大きくなり、望ましくない結果になる可能性も高くなる」
もっとも、スターンズ氏の個々の判断を否定しているわけではない。
「一つひとつの判断を見れば、理にかなっていたものもある。でも、それを全部合わせて考えたときに、『リスクを取りすぎたのではないか』という話になる。個々の判断だけを見るのではなく、チーム全体を上から見渡して考える必要があるということだ」
