左腕スクーバル、9三振も3被弾でヤンキース打線に沈む

1:37 AM UTC

ヤンキース4-2タイガース】デトロイト/コメリカパーク、6月24日(日本時間25日)

タリク・スクーバルがマウンドでしゃがみ込み、アスレチックトレーナーが駆け寄った時、タイガースファンには大きな不安がよぎった。結果として負傷は大事には至らなかったものの、この日のエースを苦しめたのはホームランだった。

左腕は6回を投げて4安打、9三振と高い水準の投球。しかし、2本のソロと決勝打となった2ランで4失点を喫し、ヤンキースの強力打線に敗れた。

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左肘から遊離体を除去する手術を受けてから3度目の先発となったスクーバルは、今季初めて先頭打者本塁打を許した。ゴールドシュミットにカウント3-0と先行されると、3-1からの速球をタイガースのブルペンに運ばれた。スクーバルはその後、打者8人を連続で打ち取ったが、三回先頭のオースティン・ウェルズを三振に仕留めた後、鼠径部に違和感があるような仕草を見せた。

次打者マックス・シューマンに1球を投じた後、マウンド周辺を歩き回り、A.J.・ヒンチ監督とアシスタント・アスレチックトレーナーのケリー・ローズがマウンドへ向かった。長い話し合いの後、スクーバルは投球練習を行い、続投できると伝えた。スクーバルはシューマンを打ち取ったが、ゴールドシュミットに再びやられた。今度はカウント0-1から、ゾーン低めのカーブを運ばれた。

スクーバルはその後、再び打者8人を連続で打ち取り、そのうち6人を三振に仕留めた。六回1死でゴールドシュミットが打席に入ると、9球にわたる勝負の末、スクーバルはこの夜最速となった99.6マイル(約160.3キロ)の速球で三振に仕留め、胸を叩いて空を指さした。

しかし、ヤンキース打線は左腕を逃さなかった。ライスが安打を放ち、スクーバルはこの日初めて走者を背負っての投球に。この機を逃さなかったドミンゲスが、カウント3-2からのチェンジアップを捉え、左翼席最前列へ運んでヤンキースにリードをもたらした。0-2と追い込まれてから3球をファウルにし、さらに3球を見極め、9球をかけさせた粘りの打席が実を結んだ。

スクーバルが1試合で3本塁打を許したのは、メジャーで初めてフルシーズンを戦った2021年以来。コメリカパークでは一度だけで、その年の7月30日に当時オリオールズのペドロ・セベリーノに2本を浴びていた。

タイガースにとっては、8月3日のトレード期限を前にポストシーズン争いに戻ることができるかどうかが、エースの去就を左右する大きなポイント。勝てる試合をすべて拾うことができなければ、スクーバルはトレード市場で最注目の選手となりうる。