ドジャースはこれまで、選手獲得に関する方針を公にしてきた。トレード期限を前に市場価格が最も高騰する時期よりも、オフシーズンに大型補強を行うことを好んでいる。
しかし今年、水面下で進めていたトレード期限の戦略は、一人の選手を中心に動いていた。そして、その選手を獲得するためなら、積極的に勝負を仕掛ける用意があった。
ドジャースはトレード期限を待たず、8月1日(日本時間2日)にタイガースとのトレードで合意。サイ・ヤング賞を2度受賞しているタリク・スクーバルの獲得を決めた。
「今年は例年とは違った。スクーバルを獲得するか、何もしないかという方針だった」とデーブ・ロバーツ監督は語った。
ドジャースのユニフォームを着たスクーバルを見るまで、長く待つ必要はない。4日(同5日)、リグレーフィールドで行われるカブス戦に先発する予定だ。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
ドジャースはスクーバルとの交換で、MLBパイプラインのプロスペクト・ランキングでトップ100に入る外野手ザイア・ホープ(全体25位)と右腕リバー・ライアン(同68位)に加え、右腕ブレイディ・スミスをタイガースへ放出した。今季終了後にFAとなる可能性が高い選手に支払う対価としては大きい。それでも、ワールドシリーズ3連覇が懸かる状況で、スクーバルほどの投手を獲得できるなら、喜んで支払う覚悟があった。
「多くの才能ある選手を放出した。彼らは非常に優秀で、メジャーでも素晴らしい選手になれる可能性がある。ただ、現在の主力選手たちの状況と、今がどのようなタイミングなのかを考えれば、積極的に動くことが最も理にかなっていると判断した」と、編成本部長のアンドリュー・フリードマンは語った。
スクーバルは左肘の関節内遊離体を除去する手術から驚異的な早さで復帰し、その後は9試合に先発して4勝3敗、防御率2.87を記録。トレード前最後の3先発では、いずれも7回以降まで投げ、失点を3以内に抑える好投を見せていた。
今季通算では7勝5敗、防御率2.79。96回2/3を投げ、わずか14四球に対して116三振を奪っている。
スクーバルを巡っては昨オフからトレードのうわさが絶えなかったが、今季の優勝争いを見据えたタイガースは、最終的に残留させた。しかし、ここ数週間は、トレード期限での放出が避けられないような状況になっていた。
そして、ドジャースとタイガースがトレードに合意してから3日後、スクーバルは実際に新天地でマウンドに上がる。リグレーフィールドでの先発は、これが自身初となる。
「ドジャースの一員になれることをうれしく思う。チームに合流して、選手たちに会い、3年連続の優勝を目指せることを楽しみにしている。成し遂げるのは難しいことだから、その挑戦に加われるのがうれしい。ただ、さまざまな感情が入り交じっている。少しジェットコースターに乗っているような気分だ」と、スクーバルは1日、ウエストサクラメントで報道陣に語った。
