【エンゼルス0-2ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、5月8日(日本時間9日)
トロピカーナフィールドでの4連敗を終え、本拠地へ戻ってきたブルージェイズ。苦しいチームを支えたのはエースの快投だった。
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1 エースの投球:シースが圧巻ピッチ
今季のディラン・シースは、支配的な内容と長いイニングを投げ切ることの両立が課題だった。しかし、この日は7回を投げつつ、10三振と持ち味も存分に発揮。カウントを不利にする場面もほとんどなく、2025年7月18日以来となる無四球で試合を終えた。
「結局は自分がどんな投球内容にできるかだ。しっかり投げてもヒットになることもあるし、三振になることもある。でも今日みたいな内容なら、32試合中32試合で受け入れるよ」とシースは語った。
試合前、ジョン・シュナイダー監督の頭にあったのは、シースの“極端さ”だった。
「10球くらいで終わるイニングを見たいね。ゴロ2つとポップフライ1つみたいな。無理に全員三振を狙わなくていい。必要なのは3アウトで、ファウルや見逃しも空振りと同じ価値がある。ゾーン内で安定して投げられれば、彼は本当に素晴らしい投手になる」とシュナイダー監督は語った。
そして、この日のイニング別球数は、11 - 13 - 12 - 17 - 13 - 14 - 17で合計97球。二桁三振もさることながら、それ以上にこのような効果的な投球ができたことが大きな収穫だろう。まさにシュナイダー監督が求めていた内容であり、試合後の会見では指揮官も称賛を惜しまなかった。
2 “カザディーラ”パワー:岡本が打線を引っ張る
ブルージェイズはこの日、ロジャースセンターで岡本和真の“ケサディーヤ愛”にちなんだ新メニュー「カザディーラ」を販売。それを祝うかのように、岡本が三回に決勝点となるタイムリーを放った。
岡本はチームでダントツの24打点・10本塁打で打線を牽引している。まさに理想的な4番打者に見える。ブルージェイズファンにとって、2010年代前半のエドウィン・エンカーナシオン、さらに1990年代のジョー・カーターのような“打点を稼ぐ4番”の系譜に重なる存在だ。
岡本はまさにそういう打者になれる。得点圏で結果を出す独特の勝負強さは、偶然では片付けられないレベルだ。
四回にはマイク・トラウトが放った打球速度105マイル(約169.0キロ)の強烈な打球をバックハンドで止め、併殺にしてシースを助けた。投手陣も岡本の守備を高く評価している。
「正直、打球が見えなかった。まさに弾丸だったよ。気づいた時にはもう二塁へ送球されていた。本当に嬉しかったし、信じられないプレーだった」とシースは語った。
3 決断の時:バージャー復帰で誰が外れるのか
アディソン・バージャーが復帰した際、誰がロースターから外れるのか。
ヨエンドリック・ピニャンゴの鮮烈なデビューによって、この問題はここ1週間で非常に興味深いものになった。しかも打線が苦しんでいる現状を考えると、最も勢いのある打者の一人をマイナーへ送るのはかなり難しい判断となる。
打率.127ながら15四球を選んでいるデービス・シュナイダーを残すのか。それとも、まだ四球ゼロのレニン・ソーサを選ぶのか。ブルージェイズはこれまでもシュナイダーを不振の中で起用し続けてきたが、バージャーが戻ってくるため状況が変わる可能性はある。
「同じタイプの選手ばかりにはしたくないし、誰かをベンチに固定してしまう状況も避けたい。本当に難しい決断だ」とシュナイダー監督は語った。
