ロッキーズ、ベテラン右腕の菅野を先発ローテーションに加える

Bryant placed on 60-day injured list

February 10th, 2026

ロッキーズは先発ローテーションの経験不足を補うため、右腕の菅野智之(36)と1年契約で合意した。昨季はオリオールズでプレーし、それ以前は日本の巨人に在籍し、12シーズンでエースを務めた。

また、チームは長年の懸案事項にも対処し、ベテランのクリス・ブライアントを60日間の負傷者リスト(IL)に登録した。7年総額1億8200万ドル(約273億円)の契約5年目も、過去4年と同様、持病である背中の痛みのリハビリで始まることになった。

36歳の菅野は昨季、低迷したオリオールズで信頼できる存在として、157回を投げ10勝10敗、防御率4.64、106三振を記録した。山本由伸、菊池雄星らとともにワールドベースボールクラシック(WBC)で日本代表のマウンドに上がる。その後、経験豊富な先発投手を求めていたロッキーズに合流する。

ロッキーズは近年、ベテラン先発投手の市場から大きく身を引いていた。しかし、新たなポール・デポデスタ野球運営部門社長とジョシュ・バーンズGMの下、球団は34歳の右腕マイケル・ロレンゼンと1年契約を締結し、さらに菅野も獲得した。ESPNのジェフ・パッサン記者によると、菅野の契約額は510万ドル(約7億6500万円)。

ロッキーズの狙いは、昨季最後の5カ月間に監督代行を務めたウォーレン・シェーファー監督のために、チームの経験値を上げることだ。菅野はロレンゼン、ロッキーズ一筋で5月14日に33歳となる左腕カイル・フリーランド、29歳のライアン・フェルトナーのローテーションに加わる。メジャーの40人枠に登録されている投手のうち、昨季すでにルーキーイヤーを終えている先発投手たちだ。31歳のアントニオ・センザテラは昨季30試合に登板して23先発したが、球団は昨季終了時、リリーフへ配置転換することを発表している。

菅野はメジャー移籍前、日本のプロ野球(NPB)でサイ・ヤング賞に相当する沢村賞を2017、18年に獲得。14、20、24年には最優秀選手(MVP)に輝いた。オールスターには8度選出され、最優秀防御率のタイトルを4度、最多奪三振を2度獲得している。NPB通算276試合で1857回を投げ、136勝74敗、防御率2.43、1585奪三振を記録した。

菅野は多彩な球種を誇り、フォーシーム、シンカー、カットボール、スイーパー、カーブ、スプリットの6球種を操る。キャリアのこの段階において、球速は決して速くはない。昨季の直球の平均球速は93マイル(約150キロ)弱だったが、これら6つの球種を巧みに織り交ぜてアウトを積み重ねる。

菅野の最大の武器は、多くの日本人エースが決め球としてきたスプリットだ。昨季最も多く投じた球種であり、106個の三振のうち50個をこの球種で奪っている。

メジャー1年目の菅野は、抜群の制球力を発揮した。昨季150回以上を投げた投手の中で7番目に低い与四球率5.3%をマークする一方、一発に泣く場面も目立ち、ア・リーグワーストとなる33本塁打を浴びた。

34歳のブライアントは昨季、4月に球団から腰椎変性椎間板症を患っていると発表されるまで、わずか11試合の出場(打率.154、0本塁打、1打点)にとどまった。1年を通して検査とリハビリを行ったが、フィールドに戻ることはできなかった。2022年のスプリングトレーニング期間中に契約を結んで以来、ブライアントの出場は計170試合(打率.244、17本塁打、61打点)に終わっている。