ビシェット、タッカーが契約・・・次なる大物ベリンジャーの去就
過去24時間でフリーエージェント(FA)市場は大きく変化し、状況次第では今後24時間でさらに変わるかもしれない。メッツが獲得を狙っていたカイル・タッカーはドジャースに移籍し、ボー・ビシェットはメッツに移籍した。そして、コディ・ベリンジャーはニューヨークの両球団にとって依然としてプランBかもしれない。 メッツには、打てる外野手がもう一人必要だ。ヤンキースには、アーロン・ジャッジをプロテクトしてくれるベリンジャーのような打者が必要だ。
3度のMVPジャッジが目指す初めての全米王者
アーロン・ジャッジが9シーズンを経て、どれほど特別な領域に到達したかは誰もが知っている。ヤンキースでMVPを3度受賞した選手は、ジョー・ディマジオ、ミッキー・マントル、ヨギ・ベラ、そしてジャッジの4人だけ。シーズン60本以上を放ったヤンキース選手も、ベーブ・ルースとロジャー・マリス、そしてジャッジの3人のみだ。さらに、MLB史上「シーズン50本以上を4度達成した選手」は、ジャッジ、ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサの4人だけである。 しかしジャッジには、できるだけ早く自分の名前を消したいリストがある。「ワールドシリーズを優勝できなかった偉大な選手たち」のリストだ。そこにはテッド・ウィリアムズ、ケン・グリフィーJr.、バリー・ボンズ、イチローといった殿堂入り選手の名が並ぶ。近年で言えば、ケガに悩まされるマイク・トラウトもこのままでは優勝に届かないかもしれない。
最多HR打線は課題を克服できるか
かつてのようにワールドシリーズを制することがなくなった今でも、ヤンキースは依然として「ブロンクス・ボンバーズ」である。実際、今季のチーム本塁打数は274本でメジャー最多だった。 ドジャース(244本)やブルージェイズ(191本)を上回ったものの、それでもワールドシリーズに戻るには足りなかった。ア・リーグ地区シリーズではトロントに4試合で圧倒され、レギュラーシーズン同様に力負けした。 ブルージェイズに敗れてシーズンを終えた直後のブライアン・キャッシュマンGMの発言からすると、大幅な改革はなさそうだが、ヤンキースが2026年に向けてチームを再構築する上で、「本塁打頼み」以外のプランが必要なことは明らかだ。 ワールドシリーズでドジャースはブルージェイズより多く本塁打を放ったか?その通りだ。ドジャースが11本、ブルージェイズが8本だった。そして、その3本がどこで生まれたかはみんな知っている。第7戦の終盤、マックス・マンシー、ミゲル・ロハス、そしてウィル・スミスの3本がドジャースを救い、シーズンを締めくくった。 しかし、ブルージェイズがドジャースにあと一歩まで迫れたのは、1番から9番までバランスが取れ、柔軟な打線を構築していたから。そしてシーズンを通して、ヤンキースほど三振は多くなかった。 これはヤンキースにとって明確な課題だ。2025年のチーム三振数は1463でリーグワースト3位。ブルージェイズはわずか1099で、メジャー2位の少なさだった。自由にスイングすることで知られるドジャースでさえ、ヤンキースより100以上少なかった。 驚くべきことに、2025年のヤンキースには100三振以上を記録した打者が9人もいた。このリストにジャンカルロ・スタントンは含まれていないが、わずか77試合で96三振を記録している。とはいえ、77試合で打率.273、24本塁打、OPS.944の好成績を残したのは見事だ。再びMVPを狙うアーロン・ジャッジも160三振を喫しながらも、異次元の打撃成績を残した。
フリーエージェントのシュワーバー、フィリーズ残留を熱望
フィリーズで今季56本塁打を放ち、132打点でリーグ最多を記録したカイル・シュワーバーは、今オフのフリーエージェント(FA)で目玉の選手だ。 この本塁打数を手土産に市場に出る選手はそう多くない。 ヤンキースのアーロン・ジャッジは、2022年に62本塁打を打ってFAになったが、今季のシュワーバーはジャッジやドジャースの大谷を上回る本数だ。唯一上回るのは60本のカル・ローリー(マリナーズ)だけだ。