【カナダ3-5アメリカ】ヒューストン/ダイキンパーク、3月13日(日本時間14日)
今回は、アメリカが次のラウンドへの出場権を獲得することに疑いの余地はなかった。
MLBネットワークのインタビューにおけるマーク・デローサ監督の「失言」や、イタリア戦での敗北など、波乱に満ちた数日間を経て、ワールドベースボールクラシック優勝に向けたアメリカの戦いは、依然として健在である。
アメリカはヒューストンのダイキンパークで行われたカナダとの準々決勝において、3万8054人の大観衆の前で、カナダに5-3で勝利した。この結果、アメリカは準決勝でドミニカ共和国との強豪対決に臨むことに。今大会、猛威を振るっているドミニカ共和国の打線と、アメリカの剛腕ポール・スキーンズの対戦には大きな注目が集まりそうだ。
ドミニカ共和国に匹敵するスター軍団のアメリカ打線は、準々決勝では意外なほどに静かだった。カナダの投手陣は、アメリカ打線に本塁打を許さないという難しいタスクを見事に成し遂げた。
2026年ワールドベースボールクラシック
しかし、冬季五輪の決勝でカナダに勝利して金メダルを獲得したホッケーのヒーロー、ジャック・ヒューズからの激励ビデオメッセージに刺激を受けたアメリカの選手たちは、序盤から優位に試合を進め、ホッケーと同様に、隣国カナダを撃破することに成功した。
先発のローガン・ウェブは71球を投げ、4回2/3を無失点に抑える好投。カナダ打線をわずか4安打に抑え、与四球は1つだけ、5つの三振を奪う安定したピッチングで試合の流れを作った。
また、打線も序盤からウェブを援護した。
初回、先頭のボビー・ウィットJr.の四球とアーロン・ジャッジの二塁打で1死二、三塁のチャンスを作り、カイル・シュワーバーの内野ゴロの間に1点を先制。一塁ジョシュ・ネイラーのミットの中でボールが跳ね、二塁エドワード・ジュリエンのグラブに収まったため、一塁手から二塁手にボールが渡って一塁でアウトが記録されるという珍しいプレーになった。
三回、アメリカは2死一、二塁からシュワーバーの内野安打でチャンスを広げ、アレックス・ブレグマンの内野安打が三塁エイブラハム・トロの悪送球を誘って2点を追加。3-0とリードを広げた。
カナダは先発のマイケル・ソロカが3イニングを投げ切ることができなかったため、メジャーリーグでの経験が少ないリリーフ陣に頼らざるを得なかった。アメリカはそのチャンスを生かし、六回に1死一、二塁の好機を迎えると、ブライス・トゥラングがセンターへのタイムリーでロマン・アンソニーを迎え入れ、1点を追加。続くピート・クロウ=アームストロングにもセンターへのタイムリーが飛び出し、カル・ローリーが生還して5-0となった。
カナダはその直後に反撃を開始し、タイラー・ブラックのタイムリーでようやく初得点。ここでアメリカはブラッド・ケラーに代えてゲーブ・スパイアーをマウンドに送ったが、カナダの捕手ボー・ネイラーが2ラン本塁打を放ち、試合は2点差となった。
七回にはこの試合の山場を迎え、カナダが連続ヒットで無死一、二塁のチャンスを作ると、捕手ローリーの珍しいパスボールで二、三塁に。しかし、デービッド・ベッドナーが本領を発揮し、ジョシュ・ネイラーを三塁へのポップフライに仕留めたあと、タイラー・オニールとオーウェン・ケイシーから連続三振を奪い、2点のリードを守った。
アメリカは八回、ギャレット・ウィットロックが登板して三者凡退に抑える好リリーフ。九回は守護神メイソン・ミラーが圧巻の3者連続三振で締めくくり、ダイキンパークで行われる今大会最後の試合で、準決勝進出というミッションを見事に果たした。
