【プールB】シュワーバーの勝ち越し弾でアメリカが2連勝

先発のスクーバルは被弾するも3回1失点の好投

March 8th, 2026

アメリカ9-1イギリス】ヒューストン/ダイキンパーク、3月7日(日本時間8日)

カイル・シュワーバーは五回、ダイキンパークのライトスタンド2階席に着弾する特大の勝ち越し2ランを放った。試合途中までリードを保っていたイギリスを意気消沈させる一発。今大会のアメリカにとって、最初の2試合で最も重要な一打となった。

シュワーバーの一発で勝ち越したアメリカは、9-1でイギリスに快勝。最初の2試合に勝利し、9日(同10日)にはプールBの最大のライバルであるメキシコとの一戦を迎える。

アメリカの強力打線は、五回にシュワーバーのアーチが飛び出すまで、なかなかイギリスの投手陣を攻略できなかった。しかし、フィリーズに在籍するスター打者が国際舞台で再び見事な輝きを放った。

シュワーバーはアンドレ・スクラブが投じたカットボールをとらえ、飛距離427フィート(約130メートル)の豪快な一振り。ヒューストンに集まった3万4368人の観客を熱狂させた。この一打がアメリカ打線に火をつけ、ガナー・ヘンダーソンの2点タイムリーも飛び出して一挙5得点のビッグイニングとなった。

この試合、アメリカのマーク・デローサ監督は打線の組み換えを敢行し、初戦のブラジル戦から大幅にスタメンを変更。シュワーバーはフィリーズで慣れ親しんだ打順である1番で起用された。この打順変更が上手くハマった。

デローサ監督は試合前、「去年のシーズン中、どの打順を希望するか、シュワーバーと何度か話し合ったんだ。1番を打つとしても、4番を打つとしても、自分のアプローチは変えないと話していたよ」と語った。そのアプローチとは、ボールを強く叩くということだ。

前回大会でもシュワーバーはイギリス戦で試合の流れを変えるアーチを放った。イギリスにとっては、まるでデジャヴのような展開だったに違いない。

シュワーバーは前回大会で準優勝したアメリカの一員として、素晴らしい活躍を見せた。決勝の日本戦でも本塁打を放ち、ワールドベースボールクラシックでは通算7試合に出場して長打率.727、OPS1.243をマークしている。

アメリカ先発のタリック・スクーバルはネイト・イートンに先頭打者アーチを浴びたものの、3回41球を投げて2安打1失点、5三振と安定したピッチング。アメリカは六回に3点、七回にも1点を追加し、4人のリリーフ投手は合計6イニングでイギリス打線にわずか1安打しか許さなかった。