【日本5-8ベネズエラ】マイアミ/ローンデポパーク、3月14日(日本時間15日)
ワールドベースボールクラシックの前回王者が準々決勝で敗退した。
マイアミのローンデポパークで行われた準々決勝で、ベネズエラが日本に8-5で勝利。現役メジャーリーガーたちが実力を発揮し、前回王者を打ち破った。
六回、ウィルヤー・アブレイユが昨季の沢村賞に輝いた伊藤大海から3ラン本塁打を放ち、逆転に成功。最後は剛腕クローザーのダニエル・パレンシアが大谷翔平をポップフライに打ち取り、イタリアが待つ準決勝への進出が決まった。
アブレイユは逆転アーチを放った直後、バッターボックスから飛び出すと同時に両手を突き上げ、バットを頭上へ放り投げた。吉田正尚とともにレッドソックスでプレーする外野手は、ベースを1周する間ずっと、喜びを爆発させていた。
2026年ワールドベースボールクラシック
ベネズエラは16日(同17日)に同じローンデポパークで行われる準決勝でイタリアと対戦する。ベネズエラが準決勝に進出するのは2009年の第2回大会以来、実に4大会ぶり。ベスト4がワールドベースボールクラシックでの最高成績であり、決勝に進出すれば初めてとなる。2009年の準決勝では韓国に敗れた。
ベネズエラと日本の準々決勝は、ロナルド・アクーニャJr.と大谷翔平の両スーパースターが先頭打者本塁打を互いに打ち合う、ド派手な幕開けとなった。
試合の最初の打者として登場したアクーニャJr.は、昨年のワールドシリーズMVPである山本由伸から豪快な一発を放ち、球場に詰めかけたベネズエラのファンを大いに盛り上げた。
しかし、大谷も負けていなかった。直後に114マイル(約183キロ)の痛烈な打球を右中間に叩き込み、バットフリップを披露。日本が1-1の同点に追いついた。
1試合で2本の先頭打者アーチが飛び出すのは、歴史的な出来事だった。アクーニャJr.と大谷はともにMLBでMVPの受賞経験がある。MLBの長い歴史上、MVPの受賞経験がある2人の打者が同じ試合で先頭打者本塁打を打ち合ったことは1度もない。
二回までに2点を失った山本は、最終的に落ち着きを取り戻し、4イニングを投げて5つの三振を奪い、序盤の2失点だけに抑えた。その後、日本の打線が山本を援護し、ベネズエラ先発のレンジャー・スアレスを攻略した。
三回、日本は大谷が敬遠されて1死一、二塁となり、昨季のセ・リーグMVPである佐藤輝明がライト線へのタイムリー二塁打を放って2-2の同点。初回に盗塁を試みた際に右膝を負傷した鈴木誠也の代わりに出場していた森下翔太が大谷と佐藤をホームに還す3ラン本塁打を放ち、前回王者が5-2とリードを奪った。
しかし、ベネズエラの強力打線が火を噴き、五回にマイケル・ガルシアが隅田知一郎から2ラン本塁打を放って1点差。続く六回にアブレイユが逆転の3ラン本塁打を放ち、前回王者を見事に撃破した。
