ブルワーズに続け!次に初制覇、または久々の頂点に立つのは?

October 31st, 2026

ミルウォーキー・ブルワーズ、おめでとう!ご存知の通り、球団初のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、ついにワールドシリーズ未制覇球団のリストから名前を消すことができた。残る球団は、マリナーズ、パドレス、レイズ、ロッキーズの4つだけとなった。

直近10年のワールドシリーズを制した球団の中で、初優勝となったのは2023年のレンジャーズ、2019年のナショナルズ、2017年のアストロズに続き、ブルワーズで4つ目となった。これは、未制覇の4球団だけでなく、長く優勝から遠ざかる球団にも、大きな希望を与えるだろう。実際、MLBが30球団に拡大した1998年以降、13球団がワールドシリーズを制していない。

そこで、その13球団をランキングにしてみよう。次に頂点へたどり着く可能性が最も高いチームはどこか。来年でも、そう遠くない将来でもいい。現在の戦力を見た時、次に順番が回ってきそうな球団はどこか。最後に優勝した年とともに、13球団を順位付けした。

1位 レイズ(優勝なし/1998年参入)

今年、誰よりも優勝に近づいたチームから始めることに異論はないだろう。ワールドシリーズではあまり力を見せられなかったが、今年のア・リーグ最強チームで、ブルワーズと対峙するまでは、間違いなく優勝にふさわしいチームに見えた。ジュニオール・カミネロ、ヤンディ・ディアス、ジョナサン・アランダ、シェーン・マクラナハン、ドリュー・ラスムッセンという中核メンバーは、来年も残る見通しだ。マイナーにも相変わらずタレントが豊富で、MLB Pipelineの有望株トップ100に6人が入っている。簡単に崩れるようなチームではない。

2位 マリナーズ(優勝なし/1977年参入)

今季、メジャーで最も期待を裏切ったチームの一つだっただけに、過大評価と思う人もいるだろう。だが、2026年開幕前に高い評価を受けた理由は全て残っている。フリオ・ロドリゲス、カル・ローリー、コール・ヤング、コルト・エマーソン。そしてMLB Pipelineの投手有望株トップ、ケイド・アンダーソンでさえ簡単に入り込めないほど、先発陣の層が厚い。来年は新監督を迎え、勢いも多少は上向くはずだ。多くの人が2027年もマリナーズをア・リーグ優勝の本命に挙げたとしても、驚くことではない。

3位 パドレス(優勝なし/1969年参入)

結果的に、ポストシーズンでブルワーズを最も苦しめたチームとなった。ナ・リーグ地区シリーズ第2戦で、世界屈指の抑えメイソン・ミラーがジャクソン・チューリオから最後のアウトを奪えていたら、この1カ月の展開は少し違っていたかもしれない。ファンは、いつまでもそう考えるだろう。それでも、パドレスは昨季と同じベテラン勢をそろえ、十分な戦力で2027年も臨めそうだ。新オーナーグループも、勝利へのこだわりを表明している。フェルナンド・タティスJr.が再びMVP候補らしい姿を見せていることも心強い。来年のダークホースとして、推す楽しみがあるチームだ。

4位 ブルージェイズ(1993年)

今季唯一よかった点は、2025年のワールドシリーズで喫した敗戦が「2年前」に遠かったことくらいだろう。マリナーズと同じく、期待を大きく下回る一年となった。最大の課題は、ブラディミール・ゲレーロJr.の長打力を取り戻すことだろう。144試合でわずか9本塁打。再び優勝を争えるチームだが、ゲレーロJr.には、どうしても本来の姿を取り戻してもらう必要がある。

5位 メッツ(1986年)

確かに、2026年はうまくいかなかった。ただ、決して暗い材料ばかりではない。FAで獲得し、結果を残せなかった選手の多くは、すでに去っている。ボー・ビシェットは例外だが、6月以降はかなり本来の姿に近づいており、巻き返しが期待できる。また、若手は大きく成長した。ナ・リーグ新人王投票では、カーソン・ベンジ、A・J・ユーイング、ノーラン・マクレーンの3人が上位10人に入るとみられる。チームは後半戦を勝ち越し、勝利への意欲も相変わらず強い。2027年のダークホースとして、十分に推す価値がある。

6位 ガーディアンズ(1948年)

このリストでは、レイズに次いで優勝に最も近づいたチームだ。勝負どころでの一打、要所を締める投球、そして、粘り強さ。まさに「ガーズ・ボール」で勝ち進んだ。ただ、2026年には、ホゼ・ラミレスが例年通りの活躍を見せられなかった。それでも、万全ではない中で10月は素晴らしいプレーを見せており、オフシーズンを丸々使えることは、大きなプラスになるはずだ。周囲の球団がそろって力をつけつつある地区で、優位を保てるだろうか。

7位 パイレーツ(1979年)

シーズン終了時には感じなかったかもしれないが、パイレーツは確かに2026年に前進した。82勝80敗とわずかな差ながら、2018年以来初めての勝ち越しでシーズンを終了。意外にも打線が強みとなり、ポール・スキーンズがやや期待外れのシーズンを送った中でも、チームとしては大きな進歩を見せた。2027年は、スキーンズもほかの先発投手も、上向くと期待できる。だが、打線は再び同じだけの力を発揮できるだろうか。特に、ブランドン・ラウがFAで去った場合は気になる。

8位 タイガース(1984年)

大きな期待とともに始まった2026年は、86敗という結果に終わり、トレード期限にはエースのタリック・スクーバルを放出した。ただ、その見返りに有望株を獲得し、打線も着実に成長している。ライリー・グリーンと、ア・リーグ新人王候補のケビン・マゴニグルは、どの球団でも中核を担うことができる選手だ。スクーバルが去った後の投手陣には疑問が残るだろう。それでもタイガースは、2027年も、その先も、ア・リーグ中地区で優勝を争える。

9位 オリオールズ(1983年)

ボルティモアにとって、かなり悲惨な1年だった。アドリー・ラッチマンのトレード放出は、この球団に長く影響を及ぼす転換点のように感じられた。それでも、戦力はまだ十分に残っている。2026年唯一の希望だったピート・アロンゾを中心に、ガナー・ヘンダーソンがスターらしさを取り戻せばまた優勝争いに絡むポテンシャルがある。それでも、雰囲気をガラッと変えるような変化は必要だろう。だが、希望がないわけではない。どこかで、すべてがかみ合う可能性はある。

10位 アスレチックス(1989年)

明らかに投手が、それも大勢必要だ。2026年後半戦のように、打者陣がそろって負傷する事態も避けなければならない。ただ、その打者たちは今も全員残っており、ブレント・ルーカーを除けば全員が20代。特にまったく異なるタイプとして、完璧に補い合うニック・カーツとシェイ・ランゲリアーズは球団の顔になっている。今季前半には、本当に期待を抱かせる時期もあった。あの姿が再び見られるかもしれない。特に、新編成本部長のテイラー・スミスが投手陣を整えられれば、その可能性は高まる。

11位 ツインズ(1991年)

2026年のツインズ打線は、世間で思われていた以上によかった。大半はまだ20代で、バイロン・バクストンも、健康な時はいつも通り見事だった。(健康な時が多くないこともいつも通りだったが)ただ、ア・リーグ中地区のほかの球団に取り残される危険はあり、球団全体に不透明感は漂う。それでも、中核となるスターがいるチームには、いつだって希望がある。

12位 レッズ(1990年)

レッズにとって、混乱の1年だった。2025年にポストシーズンへ進みながらも、再建の年だったはずのカージナルスと同じ地区で最下位を抜け出すことすらできなかった。運の悪さも一因だ。ハンター・グリーンの負傷問題は、今後、本来の状態に戻れるか心配になる段階に達している。エリー・デラクルーズと、ナ・リーグ新人王が有力なサル・スチュワートという、チームの中核に据えられる打者はいる。それでも、レッズは前進どころか、後退を続けているように見える。

13位 ロッキーズ(優勝なし/1993年参入)

2026年のロッキーズは、それまでの数年に比べれば、戦える姿を見せた。少なくとも進歩ではある。それでも、104敗。新フロントが水面下で組織の近代化を進め、ようやく正しい方向へ動き始めている。ただ、道のりはまだまだ長い。