UCLAの遊撃手ロック・チョロウスキー全体1位でホワイトソックスから指名

July 11th, 2026

ホワイトソックスは今季のMLBドラフトにおいて、全体1位指名でUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の遊撃手ロック・チョロウスキーを指名した。

MLBパイプラインのドラフト有望株ランキングで2位に評価されていたチョロウスキーは、UCLAの選手としてゲリット・コール(2011年、現ヤンキース)に続き、MLBドラフトで全体1位指名を受けた史上2人目の選手となった。

大学生の遊撃手がこれほど上位で指名される事例は珍しい。その主な理由として、同ポジションで並外れた才能を持つ選手が、通常は高校から直接プロ入りを選択する背景があるからだ。

21歳のチョロウスキーは特異な存在だが、高校時代の評価が低かったわけではない。2019年のナ・リーグMVPに輝いたコーディ・ベリンジャー(当時ドジャース)を輩出したアリゾナ州チャンドラーのハミルトン高に在籍し、2023年のドラフトに向けたトップ50の有望株(全体44位)に入っていた。しかし、チョロウスキーがUCLAでのプレーを強く希望している事実を各球団が把握していたため、指名されなかった。

チョロウスキーはUCLAで通算178試合に出場し、打率.329、出塁率.448、長打率.624(OPS 1.072)、52本塁打を記録した。その結果、2005年のトロイ・トゥロウィツキー(1巡目全体7位でロッキーズから指名)以来となる最高の大学生遊撃手有望株と多数の関係者から評価されるまでに成長を遂げた。

野球一家に生まれたチョロウスキーは、野球に没頭して育った。父親のダンはカリフォルニア大に在籍し、1991年のMLBドラフト1巡目(全体39位)でカージナルスから指名された。その後、メジャーリーグのスカウトへ転身するまでプロで8年間プレーした。

とはいえ、ハミルトン高時代のチョロウスキーは野球だけに専念していたわけではない。アメリカンフットボールでも高い評価を受けるクォーターバックとして、2022年に同校を州大会優勝へ導いた。野球における2度の州大会優勝(2022年、2023年)と合わせ、ノートルダム大からアメフトでプレーするオファーも受けていた。最終的に野球を選択したが、クォーターバックとして発揮したリーダーシップはグラウンド上でも表れている。

身長6フィート2インチ(約188センチ)の右打者、チョロウスキーは、4つのプラス評価の能力を備える可能性を秘めている。打席では洗練されたアプローチを持ち、悪球に手を出さずにコンタクト能力に優れ、コンスタントにボールをバットの芯で捉える。全体的なパワーは20〜80段階スケールで60評価だが、ポイントを前で捉えて引っ張った際のパワーは70評価を誇る。

チョロウスキーは走塁も優れており、特段の俊足ではないものの、純粋なスピード不足が守備に悪影響を及ぼす心配はない。守備範囲での動きが鋭く、野手としての優れた感覚を持ち、遊撃手としてプラス評価の強肩を備えている。

短期間でメジャー昇格する期待が持てるタイプの選手だ。