ホワイトソックス、快進撃のシーズンが地区シリーズ第5戦で終幕

8:21 AM UTC

【ホワイトソックス0-2ガーディアンズ】クリーブランド/プログレッシブフィールド、10月10日(日本時間11日)

予想外の快進撃で多くのファンを楽しませたホワイトソックスの2026年シーズンは、ア・リーグ地区シリーズ(ALDS)第5戦に0-2で敗れて幕を閉じた。

試合後のクラブハウスには、抱き合う選手、涙を流す選手がいた。個人としてもチームとしても多くの成果を残したシーズンを振り返り、笑顔を浮かべる選手もいた。将来への期待も大きい。ジェリー・ラインズドルフ会長(90)は選手たちがグラウンドからクラブハウスへ戻る際、一人ひとりを出迎え、特別なシーズンを送ったチームに感謝を伝えた。

一方で、あと一歩届かなかった悔しさも残った。敵地で最初の2試合に勝利しながら、その後3連敗。ガーディアンズに2勝3敗でシリーズ突破を許した。

二塁手チェイス・マイドロス(25)は感情をこらえ、言葉を選びながら振り返った。

「楽しかったです。でも、ここで終わりたくはありませんでした。相手は本当にすごい試合をした。投手陣も素晴らしかったです。次のラウンドへ進むにふさわしいチームです。悔しいですけど、僕たちはまた戻ってきます」

一塁手の村上宗隆(26)は、悔しさを口にした。

「最後負けてしまったのですごく悔しいですし、また勝って明日タンパに移動して明後日からまたこういう試合ができると思っていたんで、本当にすごく悔しいです。これもチームも若い中ですごくいい経験になると思いますし、また来年しっかり高い山へ挑めるように頑張りたいなと思っています」

ホワイトソックスにとって、最後の3連敗は今季らしからぬ終わり方でもあった。レギュラーシーズン中の連敗は最長4で、それも2度だけ。3連敗も第5戦以前に9度あった。

162試合のレギュラーシーズンでは776得点、589四球がともにア・リーグ最多。本塁打211本とOPS.726は同3位だった。一方、最後は空振りの多さが響き、クリーブランドでシーズン終了を迎えた。

ガーディアンズのギャビン・ウィリアムズ(27)は8日(同9日)の第4戦で九回に18球を投げて試合を締め、その2日後に第5戦へ先発。5回2/3で12三振を奪い、六回2死にカイル・ティール(24)が右翼へ安打を放つまで無安打に抑えた。

ホワイトソックス唯一の好機は六回だった。2死からミゲル・バルガス(26)が四球を選び、満塁。ガーディアンズはウィリアムズに代えてエリック・サブロウスキー(28)を投入し、村上を5球で空振り三振に仕留めた。

村上は4三振。アンドリュー・ベニンテンディ(32)も4三振を喫した。ガーディアンズ投手陣は計21三振を奪い、レギュラーシーズン、ポストシーズンを通じた9イニング制の試合でMLB最多記録を樹立。5試合で計75三振を喫し、地区シリーズの新記録となった。

ウィル・ベナブル監督(43)は振り返った。

「ボール球を追いかけたというより、ストライクゾーン内で攻められ、そこで空振りを取られた影響が大きかったと思います。打球を前へ飛ばすために必要な対応ができませんでした。結局、バットに当てて打球にできなかった点が大きかったです」

「相手はいいチームです」とホワイトソックスの遊撃手コルソン・モンゴメリー(24)はガーディアンズをたたえた。

「同じ相手に3連勝するのは難しい。彼らは踏ん張って、やるべきことをやりました。みんな第5戦までもつれると思っていたんじゃないですか。いいチームですし、最後まで粘り強く戦っていました」

ホワイトソックス先発のショーン・バーク(26)も5回2失点と試合を作ったが、圧倒的だったウィリアムズには及ばなかった。失点は四回、地面すれすれの低い球をホセ・ラミレス(34)にすくい上げられ、右翼ポール際へ2ランを運ばれた。

2005年以来となるALCS進出はかなわず、ホワイトソックスはシーズンを振り返る時間を迎えた。

ア・リーグ・ワイルドカードシリーズではアストロズに2連勝し、地区シリーズへ進出。レギュラーシーズンではア・リーグの第3ワイルドカードを獲得し、第6シードでポストシーズンに進んだ。

過去3シーズン連続で100敗以上を喫したチームだけに、今季ここまで大きく飛躍すると予想した人はほとんどいなかった。

ホワイトソックスは、シリーズ突破が懸かったポストシーズンの一戦で通算0勝2敗。もう1敗は2020年、アスレチックスとのワイルドカードシリーズ第3戦だった。

それでも選手たちは、サウスサイドで新たな時代が始まったと信じている。

右腕マイク・バシル(26)は語った。

「このチームは必ず戻ってきます。それは間違いありません。でも、僕たちは多くの人に信じてもらえるチームになった。それが一番大切です。ホワイトソックスの野球は戻ってきました。これからもここに居続けます」

ティールも仲間への思いを口にした。

「みんなで一緒に戦い、グラウンドですべてを出し切りました。本当に特別なチームです。僕はこの仲間全員が大好きです」

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