【タイガース11-8ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、9月18日(日本時間9月19日)
この日の試合序盤、ホワイトソックスの形勢は良く、ポストシーズン進出へ向けた戦いも順調に思われた。
クリーブランドでの試合ではアスレチックスが初回に3点を先制。一方、ホワイトソックスは初回に相手のミスに乗じて6つの非自責点を奪うと、三回にはミゲル・バルガスの32号本塁打でリードを6点に広げた。首位で並んでいたホワイトソックスとガーディアンズの争いは、サウスサイダーズに傾くかと思われた。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
しかし、数時間後に状況は一変していた。タイガースが八回に5得点を挙げ、ホワイトソックスは逆転負け。一方、ガーディアンズは5-3で逆転勝利を収め、79勝75敗として78勝76敗のホワイトソックスに1ゲーム差をつけて首位に立った。
サウスサイダーズはこれまで前日の結果を引きずらずに切り替えてきた。しかし、残り8試合となり、ア・リーグ最後のワイルドカード枠を争うレンジャース(77勝77敗)との差が1ゲームに縮まった今、この敗戦から立ち直るのは容易ではない。
「確かに厳しい敗戦だ。言い逃れはできない。初回に素晴らしい攻撃でリードを奪い、バルガスも見事な本塁打を放った。だが、アウトを取ることができなかった」とベナブル監督は語った。
「向こうだって負けたくないのは当然だ」とタイガースについて語ったのはホワイトソックスの右翼手トリスタン・ピーターズ。「相手も全力を尽くしてくるのだから、こういうことが起きることもある。自分たちにできるのは、明日の試合に集中することだけだ」
今回の敗戦は、単にプレーオフ争いにおける痛手というだけにとどまらなかった。
五回、ケビン・マクゴニグルがホワイトソックスの先発デービッド・サンドリンから3点三塁打を放ち、サンドリンは74球で降板。右翼手ピーターズは右中間の大飛球にダイビングキャッチを試みたが及ばず、そのまま外壁の支柱に激突した。
しばらくグラウンドに倒れ込んだ後、トレーナーのジェームズ・クルック氏に伴われて途中交代したピーターズは、左肩および脇腹の打撲と診断された。容体は日々の経過観察とされるが、試合後に着替える際にも強い痛みを抱えている様子だった。
「体調は問題ない。明日の状態を見てみようと思うが、今はとにかく強い痛みがある」とピーターズはコメントした。
試合を分けたのは八回。リー・ハオユーがニューカムから同点本塁打を記録すると、ディロン・ディングラーが勝ち越し適時打を放ち、さらにライリー・グリーンがハドソンから2ランを放った。
開幕以来、ニューカムはチームで最も安定した投手としての働きを見せてきた。しかし、左腕は9月に入ってからの7試合で8イニングを投げ、12失点と苦しんでいる。
「確かに、序盤のように結果がついてきていない」とニューカムは口にした。
「球の感覚自体は悪くないけど、打者の対策が進んだのか、配球や制球の乱れが重なったのか、うまく噛み合っていない。誰もが言っているように、混戦の中で一戦一戦が勝負を分ける、まさにポストシーズンのような戦いが続いている。これ以上にもどかしいことはないよ」
初回にコルソン・モンゴメリーが走者一掃の3点適時二塁打を放って6得点の猛攻を締めくくると、バルガスも適時二塁打に加えて本塁打を記録した。この時点では、ホワイトソックスは少なくともガーディアンズと首位でこの日を終えるかと思われた。
気持ちを切り替え、チームは4連戦の第3戦となるあすの試合へと向かう。その後は21日の休養日を挟み、カンザスシティでの3試合、そしてホームでのロッキーズ3連戦が控えている。シーズン終盤を乗り切るため、ホワイトソックスは酷使された救援陣の運用に苦心している。あすは終日雨が予想されており、ホワイトソックスは開始時間を5時間早めた。
試合後にコール・スウィンデルのコンサートが開催されたものの、あいにくの天候はこの日のチームの雰囲気をそのまま映し出しているようだった。今季のホワイトソックスが何度も示してきたように、明日という日は常にやってくる。しかし、残された日数は着実に減りつつある。
「その通りだ。選手たちはシーズンを通して一貫性を保ち、ブレずにやってきた。誰もが気力を振り絞っている状態だ。今まさに、全員が最後の力を振り絞って戦っている」とニューカムは語る。
「自分たちは大丈夫だ」とベナブル監督は前を向く。
「選手たちはシーズンを通じてそれを証明してきた。自分たちが置かれている状況は重々承知している。明日になれば、また前を向いて戦いに挑んでくれるはずだ」
