【ガーディアンズ9-5ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド 10月8日(日本時間9日)
2026年のア・リーグ地区シリーズ(ALDS)、ガーディアンズ対ホワイトソックスの激闘は、ついに最終第5戦までもつれ込んだ。ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)でレイズと対戦する切符を手にするのはどちらか。勝負の行方は、10日(日本時間11日)にガーディアンズの本拠地で決まる。
本拠地で行われた第4戦には、ガーディアンズの打線がつながり、本拠地での2連敗から巻き返し、シリーズを2勝2敗のタイに戻した。逆王手をかけて最終決戦へと向かう。
テイラーがまさかの乱調 六回に痛恨の6失点
ホワイトソックスにとって誤算だったのは、終盤のリリーフを支えてきたグラント・テイラーの乱調だ。
テイラーは、アストロズとのワイルドカードシリーズ第1戦で54球の好投を見せ、ガーディアンズとの地区シリーズでも2セーブを記録。第1戦では4イニングを投げてセーブを挙げるなど、ここまで抜群の安定感を見せていた。しかし、同点で迎えた六回、マウンドに上がったグラント・テイラーがまさかの乱調に陥る。4番手のアンソニー・ケイが同点に追いつかれた後、流れを食い止めるべく登板したテイラーだったが、ガーディアンズ打線を抑え込むことができなかった。2つの四球に加え、ジョー・アデルの右翼への2点適時打など4安打を浴び、この回だけで6失点。4-3とリードを奪ったガーディアンズが一挙に突き放し、試合の主導権を完全に握った。
逆転、再逆転のシーソーゲーム ホワイトソックスも意地
試合序盤に主導権を握ったのはホワイトソックスだった。三回にはコルソン・モンゴメリーの安打とチェイス・メイドロスの二塁打で好機をつくると、ミゲル・バルガスが四球を選んで満塁に。続く村上宗隆も粘り強い打席で四球をもぎ取り、押し出しで先制点を挙げた。さらに、サム・アントナッチの犠牲フライで追加点。ホワイトソックスは2-0とリードを広げた。
だが、ガーディアンズも五回、ホセ・ラミレスの本塁打などで3点を奪い、試合をひっくり返した。
それでもホワイトソックスは、その裏にすぐさま反撃する。3番手タナー・バイビーがメイドロスとバルガスに連続四球を与えたところで降板。代わったティム・ヘリンから村上がレフト前安打で満塁のチャンスを広げた。
ここでアントナッチが死球で押し出しで1点。さらにブレントン・ドイルの犠牲フライで再びリードを奪った。4万人近く集まったスタンドからは「レッツゴー・ソックス!」の大合唱が響き、球場の熱気は最高潮に達した。
新人王候補、さらにはサイ・ヤング賞候補としても名前が挙がるメシックに対し、ホワイトソックスは持ち前の選球眼と粘りで得点機をつくり、序盤の主導権を握った。しかし、終盤に訪れたテイラーの乱調が、試合の行方を大きく左右した。
一進一退の攻防が続いた第4戦は、ガーディアンズが六回に奪った大量得点で決着。ホワイトソックスは打線粘りで何度も流れを引き寄せたものの、最後までリードを守り切ることができなかった。
シリーズは2勝2敗。泣いても笑っても、残すはあと1試合だ。
10日(日本時間11日)にプログレッシブ・フィールドで行われる最終第5戦。ア・リーグ優勝決定シリーズ進出を懸けた運命の一戦で、勝利の女神はガーディアンズ、ホワイトソックスのどちらに微笑むのだろうか。
