レギュラーシーズンで13試合にわたり接戦を繰り広げたガーディアンズとホワイトソックスが、再び激突する。今度は、これまで以上に大きな意味を持つ対戦だ。
ホワイトソックスは30日(日本時間10月1日)、ア・リーグ・ワイルドカードシリーズ第2戦でアストロズに7-3で勝利。2連勝でシリーズ突破を決め、5回戦制のア・リーグ地区シリーズで同じ中地区のガーディアンズと対戦する。
第1戦は10月3日(同4日)、クリーブランドのプログレッシブフィールドで行われる。
ガーディアンズとホワイトソックスは、ア・リーグ中地区の優勝を最後まで激しく争った。ホワイトソックスは96日間、ガーディアンズは89日間にわたって首位または首位タイだった。
ガーディアンズは9月14~16日(同15~17日)、プログレッシブフィールドでホワイトソックスとの3連戦に勝ち越して首位に浮上。その後もわずかな差を守り切り、地区優勝を決めた。
最終成績はガーディアンズが85勝77敗、ホワイトソックスが84勝78敗。直接対決ではホワイトソックスが7勝6敗と勝ち越し、総得点も58-57とわずか1点差だった。
13試合中11試合が3点差以内で決着し、1点差は7試合。サヨナラ決着も4試合あった。
ガーディアンズのスティーブン・ボート監督(41)は「もちろん、シカゴのことはよく分かっています。何度も対戦してきましたし、接戦も多かった。攻撃力の高いチームで、長打力もあります。投手陣もわれわれに対して好相性です」と警戒した。
「ブルペンには左腕が多く、先発陣も私たち相手にいい投球をしてきました。本当に強いチームです」と続けた。
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【先発投手は?】
ホワイトソックスは未定。
候補の一人、デービス・マーティン(29)は今季ガーディアンズ戦に3試合登板し、うち2試合に先発。計9回2/3で防御率3.72だった。今季最初の2カ月は先発陣でも特に安定していたが、ガーディアンズ戦では1三振、7四球と制球に苦しんだ。
30日(日本時間10月1日)の試合後、ダイキンパークで行われた祝勝会で、ウィル・ベナブル監督(43)は地区シリーズ第1戦の先発について、まだ決めていないと明かした。
先発候補のアンソニー・ケイ(31)とエリック・フェディ(33)はともに同日の第2戦に登板。ローテーションの順番を考えればマーティンが有力だが、ブルペンゲームや、それに近い投手起用も考えられる。ホワイトソックスは今季、メジャー最多となる31試合でオープナーを起用した。
ガーディアンズも未定。
パーカー・メシック(25)は今季ホワイトソックス戦に4度先発し、25回2/3で防御率2.81、29三振、5四球。ギャビン・ウィリアムズ(27)も4度先発し、20回1/3で防御率3.98、28三振、8四球だった。
ボート監督は30日、地区シリーズの投手起用についてまだ最終決定していないと説明し、1~2日以内に決める見通しを示した。今季の先発陣を支えたメシックとウィリアムズが、第1、2戦を順不同で任される可能性が高い。
ポストシーズン初登板となるメシックは今季オールスターに選出され、ア・リーグ新人王やサイ・ヤング賞の候補にも浮上した。ウィリアムズは2025年のア・リーグ・ワイルドカードシリーズ第1戦に先発。今季は248三振でア・リーグ最多を記録し、32先発、184回1/3はいずれも自己最多だった。
【予想先発オーダーは?】
ホワイトソックスは、メシックが先発する場合、ランダル・グリチック(35)がDHに入る可能性がある。今季は左腕との対戦で右打者を多く並べる打線を起用してきた。
- サム・アントナッチ(23)左翼
- カイル・ティール(24)捕手
- 村上宗隆(26)一塁
- ミゲル・バルガス(26)三塁
- アンドリュー・ベニンテンディ(32)DH
- チェイス・マイドロス(25)二塁
- コルソン・モンゴメリー(24)遊撃
- トリスタン・ピーターズ(26)中堅
- ブレーデン・モンゴメリー(23)右翼
ガーディアンズは先発投手などに応じてオーダーが変わる可能性がある。メシックが先発する場合はオースティン・ヘッジス(34)、ウィリアムズの場合はパトリック・ベイリー(27)が捕手を務める見込み。今季はこの組み合わせが基本だった。
また、ジョー・アデル(27)が右翼、チェイス・デローター(24)がDHに入る可能性もある。ホワイトソックスが左腕を先発させた場合は、一塁に右打者のデービッド・フライ(30)を起用する選択肢もある。
- スティーブン・クワン(29)中堅
- ホセ・ラミレス(34)三塁
- チェイス・デローター(24)右翼
- ジョー・アデル(27)DH
- トラビス・バザナ(24)二塁
- ナサニエル・ロウ(31)一塁
- アンヘル・マルティネス(24)左翼
- オースティン・ヘッジス(34)捕手
- ブライアン・ロッキオ(25)遊撃
【先発降板後のブルペン起用は?】
ホワイトソックス: グラント・テイラー(24)は29日(日本時間30日)の勝利で自己最多の54球を投げ、翌30日は登板できなかった。ただし、クリーブランドで勝利を締めくくる場面では問題なく起用できる見込みだ。
ホワイトソックスは充実したブルペンを擁し、ヘイゲン・スミス(23)やノア・シュルツ(23)といった若手左腕も控える。 登板順は第1戦の先発投手に応じて決まりそうだ。
ガーディアンズ: 終盤はオールスター選出の守護神ケイド・スミス(27)へどうつなぐかが鍵となる。今季は69試合で防御率1.95、41セーブを挙げ、メジャー最多タイだった。
先発が6イニング投げ、ガーディアンズがリードしていれば、左腕エリック・サブロウスキー(28)、ティム・ヘリン(29)、右腕ハンター・ギャディス(28)がスミスにつなぐ主な候補となる。
コリン・ホルダーマン(30)が万全の状態で戻れば、重要な役割を担う可能性もある。今季は試合中盤から終盤の勝敗を左右する局面で投入され、頼れる“火消し役”として存在感を高めた。
【主な負傷者は?】
ホワイトソックス: 特にない。
ガーディアンズ: ホルダーマンは右手首の炎症、リース・ホスキンス(33)は腰の炎症でレギュラーシーズンを負傷者リストで終えたが、今週はチームとともに練習している。30日時点では、地区シリーズに出場できるか未定だった。
ホルダーマンは9月4日(同5日)に15日間の負傷者リスト入り。17日(同18日)に3Aコロンバスでリハビリ登板したが、右手首の症状が再発して途中降板した。19日(同20日)には症状改善を目的に注射を受けている。
ホスキンスは8月19日(同20日)に10日間の負傷者リスト入りし、レギュラーシーズン最後の5週間を欠場した。復帰できれば、一塁でロウと併用できる右打者の選択肢となる。
【好調な選手、不調な選手は?】
ホワイトソックス: 今季の球界を代表するサクセスストーリーとなったホワイトソックスはアストロズとのワイルドカードシリーズで今季最高とも言える戦いで2連勝した。打線、投手陣を問わず、多くの選手が勝利に貢献した。
30日(日本時間10月1日)の第2戦で3ランを放ったマイドロスは「勝てば、いつだっていい試合です。この勢いを続けて、クリーブランドで何ができるか楽しみです」と語った。
ガーディアンズ: クワンはオールスター後に打率.353を記録し、メジャー1位だった。バザーナは9月の23試合で打率.280、6本塁打、OPS.978。マルティネスも20試合で打率.296、5本塁打、OPS.953と好調だった。
投手陣ではスミスがレギュラーシーズン最後の13登板で15回無失点。許した安打は3本、四球も3つだけで、25三振。ウィリアムズも9月の5先発で28回1/3を投げ、防御率2.54、44三振、12四球だった。
【そのほかの注目点】
・ ホワイトソックスとガーディアンズのポストシーズンで対戦は今回が初めて。両球団は1994年からア・リーグ中地区に所属している。
・ 8月20日の試合開始前時点でガーディアンズは中地区首位のホワイトソックスに5.5ゲーム差をつけられていた。その後、ガーディアンズはレギュラーシーズン終了まで24勝11敗。期間中ではブルワーズの25勝10敗に次ぐメジャー2位の成績だった。一方、ホワイトソックスは18勝18敗だった。

