【ナショナルズ3-6レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク、6月29日(日本時間30日)
ウィルソン・コントレラスはレッドソックスでプレーしている。だが同時に、地震で大きな被害を受けた母国ベネズエラのためにもプレーしている。この日の初回に3ランを放った時、コントレラスはあらゆる感情を爆発させた。
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打球は421フィート(約128.3メートル)、左中間のグリーン・モンスターを超えていった。バットを高く放り投げたコントレラスは両手でヘルメットを叩きながら、本拠地側ダグアウトの前を通って一塁へ向かう途中、チームメートに向かって「ベネズエラ」と叫んだ。ベンチに座る頃には、コントレラスは涙を流し始めていた。それは数分間続き、多くのチームメートやコーチが心のこもった抱擁を送った。
二回、コントレラスは再び感情をあらわにした。チェックスイングで空振り三振となった後、ダグアウトに戻る時にヘルメットを叩き、一塁塁審ニック・レンツから退場を宣告された後だった。
リプレーを見る限り、コントレラスは実際にスイングしていた。コントレラスは一塁線を歩きながらヘルメットを叩いており、レンツはそれが退場の理由だったと示した。
打者はABSチャレンジを行う際にヘルメットを叩く。だが今回のように空振り三振と判定されたプレーは、チャレンジの対象にはならない。
母国で起きていることを考えれば、今のコントレラスにとって感情をコントロールするのが難しいことは明らかだ。コントレラス自身も26日の記者会見でそう語っていた。
「本当につらい。仕事をしなければならないからといって、切り離したり、大丈夫なふりをするのは本当に難しい。でも自分たちはプロだ。球場に来て、仕事をしなければならない」とコントレラスは語った。
「でも、ベネズエラで何が起きているかを知りながら、ここでチームのためにプレーし、試合に勝とうとし、結果を出そうとしながら、同時に助ける方法を探すのは本当に厳しい。正直に言えば、現地に行って人々を探したい。自分の心はそこにある」
コントレラスは、レッドソックスに所属する5人のベネズエラ出身選手の一人だ。そのグループには、この日の先発投手レンジャー・スアレス、右翼手ウィリヤー・アブレイユ、捕手カルロス・ナルバエス、ユーティリティー内野手アンドルー・モナステリオも含まれている。
コントレラスの退場後、モナステリオが一塁に入った。
