山本、完全試合まであと2歩、ノーヒッターまであと1歩

June 14th, 2026

ドジャース7−1ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、6月13日(日本時間14日)

1勝1敗のタイで迎えたシリーズ3戦目。山本由伸が完全試合目前まで迫る圧巻の投球を見せた。

八回終了時点で、山本は失策となったゴロを除いてランナーを一度も許さないパーフェクトピッチ。ノーヒットノーランまであと3アウトに迫ったが、九回先頭のトリスタン・ピーターズに本塁打を許し、あと一歩で途絶えた。

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最終的には8回1/3(109球)を投げ、7三振。許した走者はわずか2人だった。

「ここ最近良い調子で来ていたので、自信持って投げることと、とにかくストライクゾーンに思い切り投げていきました」

前回登板のエンゼルス戦で、最後の打者22人を連続でうちとっていたため、この日と合わせて連続アウトを45人まで伸ばした。これは、マーク・バーリーに並び、ユスメイロ・ペティットの46人に次ぐMLB史上2位の記録となる。

完全試合への挑戦は八回2死で途切れた。メイドロスにゴロを打たせたが、遊撃手ムーキー・ベッツがその打球を弾いた。二塁手サンティアゴ・エスピナルは再びアウトを狙える位置にいたものの、メイドロスが山本から出塁した最初のホワイトソックス打者となった。

「よくあるゴロをミスした。言い訳はしないよ」とベッツは試合後に語った。

ただ、山本は試合を通して、無失点投球を支えてくれたバックを称えた。「すごく助けられて、球数少なくいけた場面も多かったですし、いいあたりも間で出ていたなかで、アウトにしてもらえたので、すごく良かったです」

ピーターズが九回の本塁打でノーヒットの可能性を消した後、山本は9番ケロを中飛に仕留め、今季最多の109球でマウンドを降りた。

「たまに、初回を見ただけで今日は調子が良いなって分かる時がある。今日もまた、特別な投球をしてくれたね」とピッチングコーチのマーク・プライアーは語る。

球団は、山本がノーヒッターを達成するのは時間の問題だと見ている。多彩な球種で打者を翻弄し、好調時の制球力はまさに精密機械のよう。プランを遂行することも、状況に応じて柔軟に対応することもでき、投球には揺るぎない自信がみなぎっている。

「ただ球種が多いだけではない。4つのコースすべてに投げ分ける能力があり、その精度と効率の高さが素晴らしい。それが特別な点だ。闇雲に試しているわけではなく、失投しても許される状況を理解している。非常に計算された投球をしているよ」とプライアーは説明した。

本塁打を放ったピーターズは「今まで対戦した中で、おそらく最も制球力が高い。球威はもちろん、ゾーンを支配する存在感は本当にすごい」と山本への印象を語った。

山本はNPBで2度ノーヒットノーランを達成しているが、メジャーではまだ達成していない。昨年9月のオリオールズ戦でも惜しいところまで迫ったが、その時は8回2/3でノーヒットの可能性が途切れた。

「去年に続き九回にやられたので、やっぱり野球難しいなと思いますし、また練習して、最後まで行けるように頑張ります」と山本は笑顔で締め括った。