菊池雄星、左肩手術は回避 リハビリで復帰へ

May 5th, 2026

左肩の炎症で、3日に15日間の負傷者リスト入りした菊池雄星は、手術を回避し、リハビリでの回復を目指す方針をカート・スズキ監督が明かした。

菊池は先週、シカゴでのホワイトソックス戦で左肩の張りを訴え、二回で降板。5月1日にMRI検査を受け、さらにセカンドオピニオンも踏まえた上で、手術を避ける決断に至った。今後3〜4週間は投球を行わず、休養期間を経てから投球プログラムを開始する予定だ。

「3〜4週間はノースローで、その後段階的に状態を戻していく。リハビリを行いながら様子を見ていく」とスズキ監督。

34歳の菊池は今季、31イニングで防御率5.81、33三振、14四球という成績。またシカゴでの登板では球速の低下も見られ、平均94.2マイル(約151.6キロ)と、シーズン平均を1.3マイル(約2.1キロ)下回っていた。

左腕は2024年オフに3年総額6300万ドル(約95億円)の契約を結んだが、今季は投球フォームにも変化を加えていた。開幕に向けて腕の角度(アームアングル)を高くする取り組みを行ったものの、登板を重ねるごとに昨季のフォームに近づけようと徐々に下げていた。

今季初登板では50.2度だったアームアングルは、ホワイトソックス戦では47.3度まで低下。昨季は36度だったことを踏まえると、依然として差がある。

ペリー・ミナシアンGMは、フォームの変化が今回の負傷に影響したかについては「分からない」と話し、菊池自身も、「関連はないと思う」と否定している。

菊池は春季キャンプ中、ワールドベースボールクラシックの日本代表としての登板に向け、例年とは異なる調整を行っていた。ミナシアンGMは「WBCや腕の角度の影響もあるかもしれないが、明言はできない」と慎重な姿勢を示した。

菊池の離脱を受け、エンゼルスはホワイトソックス戦には、左腕のサム・アルデゲリをスポット先発として昇格させた。右腕のケイデン・ダナも好投を続けており、さらにジョージ・クラッセンはすでに今季2試合に先発するなど、若手投手陣にチャンスが広がっている。

「若い投手もそろっているし、ここからは彼らにチャンスを与えていく予定だ。現在、先発ローテーションには自前で育てた投手が4人いる。そこにもう1人加えて、どうなるか見ていく」とミナシアンGMは今後の見通しを語った。