フィリーズ、右腕ウィーラーは開幕欠場見込み 復帰は早期想定

February 9th, 2026

フィリーズは、エース右腕ザック・ウィーラーが開幕戦に間に合わない見通しだと明かした。ウィーラーは昨年9月23日に胸郭出口症候群の減圧手術を受けており、現在もリハビリ中だ。

「(リハビリは)順調だが、開幕戦には間に合わないだろう。ただ、復帰はそれほど遅くならないはずだ」とロブ・トムソン監督は公に語った。

当初から、開幕までに完全復帰するのは厳しいと見られていた。フィリーズは手術からの回復期間を6〜8カ月と見込んでおり、復帰時期は3月下旬から5月下旬になる見通しだ。

ウィーラーは先週末に投球を行い、その内容は「非常によかった」とトムソン監督は評価している。

球団は、早い段階での復帰を期待しているものの、過去2年連続で開幕投手を務めてきた35歳の右腕を、無理に急がせるつもりはない。ウィーラー不在の場合、3月26日に本拠地での開幕戦では、ナ・リーグのサイ・ヤング賞次点だったクリストファー・サンチェスが最有力候補となりそうだ。

サンチェス以外では、フィリーズはヘスス・ルザード、アーロン・ノラ、タイワン・ウォーカー、そして球団トップクラスの投手プロスペクト、アンドリュー・ペインターで先発ローテーションを固める見通しだ。

フィリーズは昨季、ペインターのメジャーデビューを期待していたが、22歳の右腕はシーズンを通して速球の制球を取り戻すのに苦しんだ。トミー・ジョン手術の影響で2023年と2024年の2シーズンを棒に振り、復帰後は3Aで22試合、1Aで4試合に先発し、計26試合で防御率5.26に終わっている。

「ここ数年は、精神的にも感情的にも、かなり消耗の激しい時間だったと思う。とにかく投げたい、プレーしたい、結果を出したい選手だからね。今キャンプに参加して、リハビリのことを気にせずに済むだけでも、気持ちはかなり楽になるはずだ」とトムソン監督は語る。

ウィーラーは加入後6シーズンで69勝37敗、防御率2.91。979回で1094奪三振を記録し、ポストシーズンでも防御率2.18と、ここ数年のチームを支えてきた絶対的エースだ。フィリーズは、万全な状態に戻り次第、本来の姿を見せてくれることを期待している。

昨季はサンチェスやルザードの台頭によりローテーションに余裕は生まれたが、過去6年で5度サイ・ヤング賞にノミネートされているウィーラーがフル稼働するかどうかが、ワールドシリーズ制覇への現実的な鍵となる。

当面、先発ローテーション最後の1枠はペインターが最有力。現時点で大きな競争相手はおらず、球団は引き続き先発層の補強も模索している。また、外野手カステヤノスのトレードも継続検討中で、キャンプ開幕前の決着を目指すが、合流の可否については不透明なままだ。